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01 ダリオさんとお絵かき 2016

2016年8月、「しまのようちえん」として石垣島の子どもたちを対象に第一回目のワークショップを開催しました。

講師のアーティストはダリオさん

この回は「視覚」を主たるテーマにしました。イタリアのアーティストであるDario Moretti(ダリオ・モレッティ)さんをお迎えして、幼稚園および小学校低学年の児童を対象に、とてもユニークな手法でアート作品を仕上げようという内容でした。

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Dario Moretti(ダリオ・モレッティ / 演出家、美術家、俳優 / Teatro all’improvviso主宰)

イタリア、マントバを拠点に 1978年に子どものための劇団を設立。子供たちの描く夢やファンタ ジーを題材に、美術、演劇、ダンス、音楽などのジャンルに捕われず、コミカルかつ詩的な作品を創作。日本では沖縄のキジムナーフェスタや大阪のたこたんフェスタ、飯田の人形劇フェスティバルに出演。

最初はみんなでダンス

参加した子どもたち全員が、ダリオさんの指示に従ってみんなでまるくわになることからこのワークショップ は始まりました。手を繋いだり、大きな声で一斉に倒れたりと、一向にお絵かきが始まらないのでハラハラしていましたが、そのうち真っ白な大きなシーツが登場して、子どもたちが代わる代わるシーツを水につけて、またみんなで広げてお絵かきのキャンバスの出来上がりです。

これは子どもたちとのお絵かきの経験の多いダリオさんのユニークな方法で、これによって知らない子どもたち同士の心がつながって、その後の共同作業がスムーズに進むことになりました。

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お絵かきの開始

いよいよ準備が出来上がったところで、一つのキャンバスに10人ほどの子どもたちが、一人一色の絵の具を渡されて与えられたテーマからイメージされる絵を一斉に描いていきました。

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子どもたちは4つのチームに分かれましたが、それぞれ、「うみ」「もり」「まち」「そら」のテーマが与えられ、まずは思い思いに自分のイメージでお絵描きがスタートしました。

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完成した作品

およそ一時間のお絵かき時間は、ダリオさんのアドバイスをもらいながら、キャンバスの周りをぐるぐる回って全体を見ながら自分に与えられた色の絵具で次々にキャンバスを埋めていきました。小さな画用紙に描くのと違って、みんなでワイワイお話しをしながら伸び伸びと作品に向かう姿は、本当に生き生きしていました。

うみ

合成うみ

そら

合成そら

まち

合成まち

もり

合成もり

活動の発信

このワークショップの内容は、石垣島のいくつかの新聞にも取り上げられて、その成果が広く告知されました。

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東京と石垣島との2拠点居住を始めて20年になります。それぞれの土地と情報との中で人生を豊かにする暮らし方「スマートライフ」を実現しようと試行錯誤しています。それぞれの場所で日常の中に見つけた「暮らし」を発信しようと思います。