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【日本人絵師達、注目をお願いします!】

 2021年3月19日からツイッターユーザー「Sutorippu!」氏によって拡散が始められた、「Social Justice Warrior」「キャンセルカルチャー」に対する、一種の注意書き。
 【ツイッターでのクレーマー対策 日本のお絵かきする人のためのガイド】と同趣旨のアドバイス画像である。

 Sutorippu!氏は誰でも本画像のダウンロード・再投稿をして構わないと表明しており、きわめて有益な注意喚起であるため、表現規制派による当該ツイート削除、アカウント凍結などの事態に備え、画像としても本ページに保存しておく。

 内容は、日本人のアーティストに対し、絵の削除・修正・謝罪といった「キャンセルカルチャー」の要求に応じないで欲しいというお願い。
 日英併記されており、ネイティブの日本語話者による翻訳ではないらしく和文は少しぎこちないが、内容的には完全に了解可能なものである。

 当該ツイートは以下であるが、拡散開始から1週間で2万8千いいね、1万9千リツイートを獲得している。

 このような注意書きができた背景は、本文にあるように近年のツイッターでは、日本アニメ風の絵柄のアートに狙いをつけ、キャラクターの人種・女性描写などに言い掛かりをつける者が大量に発生するようになったためである。もちろんこの背景には、欧米のキャンセルカルチャーのヒステリックな狂奔がある。
 そのようなクレームの被害に遭った絵師に対し「あなたは何も悪いことをしていない」と勇気づけ、謝罪・修正・削除といった対応をしないように呼び掛けるのが本件の注意書きである。

 画像2枚目では、加害側のアカウントの特徴も指摘している。
 フェミニズムの表明や、精神疾患や特殊なジェンダー的立場を自称しているものが多いこと、BLMや韓国への親近感などは日本の類似アカウントと共通している。
 一方で使いがちな絵文字の異同や、「ポケモン、スマブラ、どうぶつの森、僕のヒーローアカデミア」の画像使用というのも日本とズレがあって面白い。

 この部分を指して、黒人や韓国人や精神疾患者やジェンダー(以下略)に対する「差別である」かのように言い立て、リツイートを阻止しようとする人々がいる。
 しかしそれは全く的外れである。
 
 そもそもこう書いている。

上記の条件と一致してなおかつ、改変も削除も求めず、ただ有益な批評や賞賛を提供してくれた場合は、貴方が本来通りに普通に扱ってください。

 この画像が指摘しているのは『それらの特徴がbioやアイコンにある』アカウントにクレーム加害の傾向があるということだけである。黒人を無視しろと言っているのではなく、BLMなどをbioに書いているアカウントがそうした行動をとる傾向があるだけの話なのだ、そもそも書いているからといって彼らが本当に黒人なのか、韓国人なのか、特殊なジェンダーなのか、精神疾患の診断を受けているのかは分からない。
 それらであったとしても、理不尽なクレームさえ付けて来ず、平和的な批評や賞賛をする人たちであれば何の問題もないのだ。

 この注意書きを差別呼ばわりしたがるのは、クレームを邪魔されると困る連中――キャンセルカルチャーに巣食う加害者たち以外の何者でもないであろう。

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