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表現の自由と弾圧・規制に関するあらゆる用語を、作品名・法律用語・人名・団体名問わずに収集するWeb事典です。 できるだけ多くの人に知って欲しいため実質無料ですが、本文後に投げ銭用… もっと読む
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2022年4月の記事一覧

【更年期のしわわ】

 いわゆるフェミニストないし【ジェンダークレーマー】に対する揶揄的なネットスラング。  昨今のアニメ絵に対するフェミニズムのバッシングは、アニメ絵の普及した現代に追いつけていないオバサン達の遅れたセンスによるものという含意がある。【『月曜日のたわわ』日本経済新聞全面広告】事件に伴い、そのタイトルをもじって作られた。  直接の発端となったのはおそらくこちらのツリーのようである。  が、厳密に言えば最初ではなく、5ちゃんねるのスレッド「「月曜日のたわわ」広告、問題視してるのは

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【名探偵コナン 緋色の弾丸】

 2021年4月公開のアニメ映画。人気推理漫画『名探偵コナン』の劇場版24作目。  その約1年後に本作がTV放映された後、日本共産党の富山県書記長・坂本ひろし氏が馬鹿げたバッシングツイートを行った。  いつもの「ある作品の中のある男女が、伝統的な性役割に一致する行動をしている」だけでバッシングするという教条的なジェンダー系批判である。  こうしたフェミニストの、伝統的性役割への「逆張り強要主義」はそもそもジェンダーフリーからかけ離れたものであって、実際には女性の自由を束縛し

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【ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021】

 2022年3月4日公開の、大長編ドラえもん第41作となるアニメ映画。1985年の第6作『のび太の宇宙小戦争』のリメイク版にあたる。  本来は標題通り2021年の公開予定だったが、新型コロナウィルス禍の影響で1年公開が延期された。  ストーリーは、地球に亡命してきたピリカ星人パピという手のひらサイズの宇宙人と友達になったのび太達が、彼を追ってきたピリカ星の独裁者ギルモアの軍とレジスタンスの戦いに巻き込まれる。  延期後の公開時期が偶然にもロシアによるウクライナ侵攻と重なり

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【bibigo餃子広告】

「bibigo」は韓国大手食品企業・第一製糖(CJ)のブランド。  2022年4月8日に発売された同ブランドの中国向けの広告が【旭日旗】であると韓国ネットユーザーの間でバッシングが発生した。ちなみに広告されている商品は、同社が中国の星期零社(スターフィールド)と協業して開発した植物性代替肉餃子。  広告も星期零側が製作し、中国製チャットアプリWeChat上で公開した。  韓国側はジェットエンジンの噴射口からカニの絵にいたるまで、これまで数々の「旭日旗のような(?)意匠」にク

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【SPY×FAMILY】

 2019年3月から『少年ジャンプ+』で連載開始されたヒット漫画。アニメ版は2022年4月から放映開始。  凄腕スパイ《黄昏》が潜入調査のため偽の家族を作ろうとするが、実は妻としてスカウトした女性ヨルは殺し屋、娘アーニャは読心能力者という《黄昏》も知らない秘密をそれぞれ持っており、3人ともに素性を隠し合いながら家族関係を作っていくというコメディ作品。 赤面=性化? アニメ版の放映開始まもなく、英語圏の「@antarcticite1」というTikTokユーザーが、この作品で幼

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【17歳は感じちゃう】

 東映ビデオ株式会社による人材発掘プロジェクト、「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の第1回製作作品のひとつ(あと1つは「神回」)。  2021年6~9月にかけて「青春映画」をテーマに第1回の企画募集が行われ、入賞したのが意外にも、30年前からAV業界に携わってきた元AV監督の北村美幸氏であった。  公開されているあらすじは以下の通り。  そして2022年4月、彼が元AV監督であることに噛みついたのが、俳優の松崎悠希という人物である。  本作はまだ

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【JR恵比寿駅ロシア語案内表示】

 JR東日本と恵比寿駅に設置された案内板。  2022年4月7~14日の間「ロシア語表記は不快」などの苦情が寄せられたために非表示となっていた。ウクライナ侵攻に伴う反露感情によるクレームと考えられる。  件の表示は、同駅に乗り入れている東京メトロ日比谷線のホームへの生き方を示す。もともとJR東日本では全般にロシア語表示をしているわけではないが、駐日ロシア大使館に向かう乗客が同線の六本木駅を経由することが多いことから、駅の判断で表示していたもの。設置のきっかけは東京2020五

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【#迷惑な抗議活動より被害者支援を】

 2021年8月6日に発生した小田急線刺傷事件をきっかけに「神崎ゆき」氏というツイッターユーザーが始めたハッシュタグ。  同事件は発生後ただちにフェミニズムが「フェミサイド」と位置づけ宣伝に利用しようとしたことでも知られている。しかし逮捕直後の被疑者供述報道というものは信頼性がなく、犯人の動機やその背景の社会構造について性急に決めつけるべきではないという注意喚起もあがっていた。また、小田急電鉄の駅前で抗議デモをしたほか、駅内に無差別にポストイットを貼り付けるなどの迷惑どころ

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【アンフェの姫】

 性表現やオタク文化などに理解を示す女性に対して、フェミニストがぶつける蔑称。類義語に【名誉男性】。  特にフェミニストによるクレーム攻撃を受けた創作の【作者は女性】であったケースで、その作者がフェミニストに屈せずに堂々と意見を発し、周囲の支持を受けた場合に、フェミニストが悔し紛れにこう罵ることがある。   【アンチフェミニスト】の男性の人気目当てに発言しているんだろうという決めつけを含んでおり、”ヴィクティム・ブレイミング”といってクレーム被害女性の気持ちを卑しめるセカンド

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【アンチフェミニスト】

※【アンフェ】からも転送されます。  フェミニストの主張や要求に対して批判的な人のこと。ネット上では「アンフェ」と略されることがある。表現規制に関する議論では基本的に【インセル】などと同様、表現の自由派に対するレッテルとして発せられる言葉である。  もちろんただのレッテルなので、こうした呼ばれ方をしている人にも、フェミニズムの建前上の目的である男女平等そのものに対して敵対的な人は多くはない。  ちなみに英語圏ではアンチ・フェミニスト的な主張をする(特にネット上の)グループの

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【Tami FUJIE 1986 WORK】

 藤江民作。1994年作のシルクスクリーン作品。  白黒作品ということもあり写真では若干見えづらいが、本が焼かれている場面である。  1986年、富山県立近代美術館で開催された「'86富山の美術」展に藤江は作品を出品したが、出展作のひとつ『遠近を抱えて』が右翼団体の抗議に遭い、美術館は同展覧会の図録を非公開とし、焼却処分とした。美術界では「富山県立近代美術館事件」、法学界では「天皇コラージュ事件」として知られる有名事件である。  もちろん焼かれた図録には、藤江の作品も収録

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【9条俳句】

 2014年にさいたま県さいたま市の「かたばみ三橋俳句会」の70代女性会員が詠み、同年六月の秀句に選ばれたもの。  同サークルの選出した月ごとの秀句は、三橋公民館(さいたま市大宮区)の『公民館だより』に掲載される慣例であったが、同公民館職員の拒否に遭う。同公民館長から作者に来た書面連絡によると「世論が二分するようなテーマの俳句は『公民館だより』には載せられない」「公民館の考えであると思われるのでだめ」ということであった。  作者が家族と相談の上東京新聞(2014年7月2日に本

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【『月曜日のたわわ』日本経済新聞全面広告】

 2022年4月4日に日本経済新聞の朝刊に掲載された全面広告。漫画『月曜日のたわわ』第4巻の発売を告知するもの。 『月曜日のたわわ』は、2015年に比村奇石氏が巨乳の女子高校生「アイちゃん」の日常を描くツイッターイラストとして始めたシリーズ。あえての青一色で描いていることが特徴。  タイトルは毎週月曜日に作品が投稿されることにちなんでおり、作中でもクラス委員長であるアイちゃんは月曜日のみ委員会の用事で、主人公である「お兄さん」と電車の時間が被るという設定がある。  のちにイ

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【ポリコレカードバトル】

 ネットスラング。 「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」による援助や救済の不平等性を、トレーディングカードゲームに喩えた表現。  アメリカ発祥の価値観であるポリティカル・コレクトネス(以下ポリコレ)はその理想に反し、実際には人種や性の平等を追及しておらず、その支持層が特に注目したり支持している特定の「属性」に肩入れしているだけである――という不平等性はよく指摘されている。  たとえば同じ「非白人」(白人を排除すること自体が差別的であるが)であっても黒人の方が東洋人

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