手書き文字で遊ぶ
僕はプログラミングをしたりするし、コンピューターなしでは生活できない完全なデジタル人間だ。でも、アナログなことで捨てられないことがある。それは手書きで文章を書くことだ。
特にメモのような一時的な文章は手書き文字との相性がいい。最終的な形の整った文章ではなく、それが生まれる過程の段階では手書きの持つアナログ感がアイデアを生み出しやすくする感じがする。
そもそもメモ程度ならスマートフォンを取り出して・・・だとか、パソコンの前に行って・・・だとかしなくても、さっとペンを取り出して書ける。スマートフォンやパソコンを使う少しの手間を惜しんでメモしないでいると、アイデアはあぶくのように消えてしまう。さっと紙とペンで書けばいい。
僕はここ3年ぐらい朝一に A4 3ページの手書きで思いついたことを書く、Morning Pages という活動を続けていた。さらに寝る前に A5 1枚の文章を手書きで書いている。
最近は寝る前の文章だけにしているが、とりあえず毎日手書きで文章を書くことを習慣にしている。
手書きで書くと筆跡でそのときの心理状態が分かる。丁寧な字だと落ち着いているなと分かるし、逆に筆跡が乱れていると落ち着いていないなと分かる。
あえていろいろな字体を試すと文章を書くのが楽しくなることも発見した。
斜体で書くと少々汚い字でも整って見える。角度を揃えるからだろう。前倒しだけでなく後ろ倒しで書くのも面白い。前倒しの斜体は筆記体のようにスラスラ書ける感じもする。
縦に潰れた文字や横に潰れた文字も楽しい。
途中でペンを変えたり、ペンの色を変えたりするのもいい。