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飲食店の本音を聞いたから、応援したい私たちは「Gotoヒトサラ」をはじめました。

こんにちは、ヒトサラnote部です。

2020年も気づけばのこり1ヶ月。師走の字がごとく年越しまっしぐらなこの季節ですが、思い返せば今年という1年が「あっ」というま過ぎていったようにも思えます。ずうっと必死に走っていたような......そんな気持ちです。

そんな風に感じるのはこの苦しい時期を乗り越えようとがんばってきたからで、きっとたくさんの人たちが、先が見えない道を、前を向き模索しながらも進んできたことと思います。それは私たちが関わる飲食業界の皆さんもそうだと、強く感じています。

この1年間は、飲食業界にとっても怒涛の年でした。そして、それはまだ渦中にあります。コロナの第三波がやってきて、再びの営業自粛や時短要請......まだ、先が見えない状況であるということです。

そんな中で、私たちはいま何ができるのか。そんなことを考えて、ヒトサラがはじめたひとつの取り組みについての想いをnoteでお届けできればと思います。

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"冬"を迎える飲食業界

私たちの取り組みのお話をするその前にひとつ、今の飲食店をとりまく状況について少しだけお話をさせてください。

今年の2月頃、コロナウイルス感染症が全国に広がりはじめ、外出自粛が余儀なくされました。大人数の宴会はもちろんのこと、外での食事も控えめムード。飲食店ではキャンセルが増え、予約も減少したお店も多くありました。そんな状況のなか、お店の皆さんはそれを乗り越えるために、テイクアウト やデリバリーをはじめたり、お客さんを再び迎え入れるために感染症対策に取り組みました。

徐々に感染の落ち着きが見え始めた頃、再び飲食業界の活気を取り戻すべく国の取り組みがはじまりました。「GoToEatキャンペーン」です。

「GoToEat」は農林水産省が主宰し飲食業界を支援するために9月にスタートしたキャンペーン。お得なお食事券を購入できたり、WEBサイトを通じて予約したお客さんにポイントをキャッシュバックするという仕組み。ポイントをもらったお客さんもお得にお食事が楽しめて、そしてそれが最終的に飲食店に還元されるというもの......!

もちろん、食べるの大好きな私たちヒトサラ社員もGoToイートを活用し積極的にごはんを食べに出かけました。

ちなみにGoToイートは2021年1月までポイント付与が続くとのお話。「それなら期間中たくさんのお店に出かけて、ポイントをためて、たくさん貯まったらまた色々なお店に使いたい!」......そんな風にわくわくと予約をしたお客さんも多かったと思います。

しかし、このGoToイートのポイントの付与、当初のスケジュールより大きく前倒しである11月の末日に終了してしまったのです......!😨

これは、グルメサイトを運営する私たちにとってもあまりにも突然でした。使用するお客さんにとっても、そして一番の恩恵を受けるはずの飲食店の皆さんも同様だったかと思います。

12月、本来であれば忘年会シーズンで飲食店は掻き入れ時(11〜12月は1年の売上の30%を占めるお店も多くあるとのこと)。この時期に多くのお客さんを迎え入れて、1〜2月の閑散期に備えるお店も多くありますが、今年はそれも難しそう。ただGoToイートのおかげで外食業界に少しづつ日が差し込むように思われていました。が......突然のポイント配布の終了......。Gotoイートをきっかけに「外にごはんを食べに行こう」という気持ちのユーザーが増えて、少しづつ経済もまわりはじめていたところ。まさに「これから」という時期。

想像すると、ぎゅうと心が苦しくなります。

Gotoイートのキャンペーンに備えてネット予約の環境を整えたり、予約を受け付けるために様々なサイトに登録したり。はたまた、来店に備えて人員を増やしたりしたお店もあると思います。飲食店の皆さんも時間をかけて準備をしたのに、こんなにも早く、ポイント付与が終了しまうことは拍子抜けだったと思います......。

「GoToイート」についての声を聞いてみた

この状況を踏まえて、私たちはヒトサラに加盟いただいてるお店の方達に向けて緊急アンケートを実施しました。

「GoToEatキャンペーン」を含めてこの状況を、飲食店の皆さんは実際どう考えているのか?すると、回答結果から、キャンペーンの効果に大きな期待を寄せていたり、感染症対策を行いながら客足の回復を待ち望む飲食店の皆さんの姿が浮き彫りとなりました。

✔75%が「参加したメリットがあった」、うち21.1%が「大きくあった」
✔83.5%が「付与終了が早い」、78%が「ポイント付与を再開してほしい」
✔半数以上が「利用の人数制限があったほうがよい」、制限不要派は3割にとどまる


このアンケートを緊急でとったのが11月末のこと。その間に、“第3波”といわれる全国的な感染者増の傾向は、ほぼ同時に進んでいました。

この状況下で「飲食店での外食」を「推進すべきことではない」と思う方もいるかもしれません。だけど、なにもしなければコロナウイルスにかかった訳でもないのに、苦しくなる人がいるのは事実です。

「GoToイートポイント付与の終了」「第3波」「年末の繁忙期」。

これらのタイミングが重なったところで、私たちがとるべき行動はなんなのか。「外食をしてもらいたい」けど、「感染は広げたくない」。この二つの思いが両立した形で、ヒトサラができることは ——。

すぐに動き出して何かしらの手を打つために、緊急のミーティングを社内で何度も開きました。

そして、出した答えが「ヒトサラが独自の『Gotoイートキャンペーン』の続きをやる」ということでした。


ヒトサラだけの「GoToイート」に込めた想い

感染を広げないために、GoToイートと同様「感染予防対策を実施する飲食店」限定に。そしてヒトサラ独自の条件とし、大人数での感染リスクを鑑みて、「4人以下」での食事をであること。そして時間短縮要請が出ているエリアを含む都道府県は20時まで予約が対象としました。

料理を出す側も、食べる側も、感染を広げないように意識した上に成り立つ「少しでも安心して楽しめる外食」という場をもっともっと増やしたいと思ったからです。

オンライン予約で食事をするとランチで一人200円分、ディナーで一人1000円分。GoToイートではランチが500円分でしたのでそれよりも少なくなりますが、これは飲食店のみなさんの利益がより多く見込めるディナータイムに訪問して欲しい、そんな思いを込めています。

ふだんなら「忘年会」や「新年会」が最盛となるこの季節。きっと今年は、例年のように楽しむのは難しいと思います。それでも、大切な人と過ごしたり、親しい友人や家族と今年一年を振り返ったり、やってくる年をお祝いしたり。そんなシーンで、プロがつくるおいしい料理を安心して楽しむために、ぜひこのキャンペーンを使ってほしいのです。

そして、ヒトサラ社員が願うこと

もし大好きなお店がヒトサラにあれば、ぜひこのキャンペーンを使ってお店に足を運んでください。

ふだんよりお得なので、いつもより少し豪勢なものを注文したり、一杯多くドリンクを頼んだり、デザートを頼んだり。おいしい食事を楽しむことで、ぜひお店を応援してください。

一方で、錬金術や「無限〇〇」と呼ばれるポイントの稼ぎ方、また、お店ぐるみでポイントを稼ぐというような不正行為があるのも、悲しいですが事実です。こうした使われ方は、一部のお店やユーザーばかりにその利点が偏ってしまうので、多くのお店にとってもアンハッピーな出来事です。私たちとしても、本来の思いから外れた使われ方をするのは本意ではありませんので、そこにはていねいに対応していくつもりです。


「GoToヒトサラ限定キャンペーン」は、食べるお客さんも、飲食店のみなさんもおいしく、お得に、そしてハッピーになるためのキャンペーンです。

このnoteに綴った思いを、心のどこかに置いて食事を楽しんでいただければ私たちはとても嬉しく思います。


あなたのスキを原動力に、ヒトサラnote部は活動中です!