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11. 華金ファミレス

華金、どうやって過ごしますか?

コロナ禍を経て、華金の過ごし方も多様化している気がする。飲み会だけではなく、様々な形の華金があると思っている。

個人的に、今年で一番好きな華金の過ごし方はファミレスに行くことだ。どのファミレスとか何するとかではない。一人で自由な時間を過ごしにファミレスに行くことだ。

僕はファミレスに行く時に何をしたくなってもいいように手帳、本、PC等色々持っていく。ただ、これらは全て使う必要は全くなく、その中でやりたくなったものを基本的にやる。

ある日はPC持っていったのに、その時に読んでいた凪良ゆうさんの「流浪の月」を読み出したら止まらなくなって2時間半くらいずっと読んでいた、みたいな時もあった。ただそれもそれで幸せだった。

ファミレスのいいところは、ある程度夜遅くまでやっていて気兼ねがないところだ。みんな自由な時間の過ごし方をしているから浮くこともなく、好きなことをしても周りを気にする必要がない。コロナ禍を経ても23時くらいまでやっているところが多い。これだけで価値がある。

僕はよく考え事をして悶々とすることが多いので、そういう時はカフェかファミレスに行きたくなる。近所だとファミレスの方が行きやすいので大抵ファミレスになる。家だと塞ぎ込んでしまうのも、ちょっと歩いてファミレスに行って時間を過ごすだけで気分が上がる。至高の時間だ。

ちなみに今日来た理由も、考え事をしたくて来ている。本も持って来ていたので読もうかと思っていたけど、今日はちゃんと自分と向き合いたいと思って一旦取り出すのをやめている。

最近は、仕事も私生活もハリがなく、怠惰な生活を送っているので、あらためてちゃんと自分を見つめ直す時間が欲しくなったからだ。

たまに見つめ直してあげないと、自分自身心に澱が溜まっていって心が死んでいってしまう。インプット系で色々追いたいものはあるが、そんなことより優先してあげないといけない時間がある。ちゃんと自分と対話して、進む方向を一緒に考える必要がある。

こうして自分とちゃんと向き合えるのは、今まで散歩がメインだった。ただ、散歩だと頭の中で終着してしまい、文字で残したり行動するところの一歩が遅くなってしまうな、と思うことがあった。何か違うことがしたい時があった。そんな時に、イベントみたいにできたのが華金ファミレスだ。

他の人にとっては意味のないこと、何が楽しいのって思われるようなことでも、自分にとってとても大事な意味を持つもの。無駄だと思われるけど大切な時間。それが僕にとっての華金ファミレス。

アナザースカイ風に書いてみたらかっこよくなるかと思ったけどかっこよくない。でも、そんなもんか。

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