サワー種の気持ちになる
noteでゆめねこパンさんの記事を見てから、サワー種で作るパンに興味を持ち始めました。
冬にライ麦の種作りに何度かチャレンジしてみましたが、温度管理が上手くいかず断念しました。
それでも諦めきれず、暖かくなってからまたサワー種作りをやってみて、なんとか種が出来ました。
でも、レシピ通りに作ってもなかなか思ったようなものが作れなくて、毎回がっかりしていました。
色んな人の動画をみてみたり、レシピを参考にしたり。時には、朝から夕方まで台所に立ちっぱなしの時もありました。
ユーチューバーさんのレシピ通りにパンを作るととても素敵なパンが出来上がりました。
少しずつ、思い描いているパンに近づいて嬉しい反面 レシピの細かい数字を忠実に守り、ユーチューバーさんの動画を途中で止めながらパンを作る作業に疲れを感じていました。
そんな時にnoteでもおなじみのドイツパンのマイスターのGENCOSさんのYouTube動画を発見しました。
GENCOSさんはパンは同じレシピで作っても、ちょっとした条件の違いで出来が違ってくるので、発酵を見極められるようになることが一番だというようなことを話していました。
私の中で、その言葉が心に響きました。
GENCOSさんのパン作り動画はとてもあっさりしていてレシピは掲載されていません。
でも、その動画を食い入るようにみて、大まかな粉の配合や生地の硬さを目に焼き付けて、自分なりに水分量を調整しながら焼いてみました。
1回目のライ麦100パーセントのパンは、発酵が足りなくて水分量の多いパンが出来上がりました。
上手くはできませんでしたが、なぜかレシピのない方が自分の感覚が鋭くなって、何かコツがつかめてきた感じです。
そして今日も、小麦粉とライ麦粉半分位の量でサワー種多めでパンを焼いてみました。
気をつけたのは、元気のいい種を使うこと、小麦粉の性質のグルテンを引き出すこと。ライ麦の性質のパンチしすぎて生地を疲れさせないこと。
そしてちょうど良い発酵状態を見極めることです。
できるだけ簡単にシンプルに作りたかったので、材料は一気に全部入れて水分量を調整しながら、こねる作業はホームベーカリーで5分ほど、その後手で5分ほど捏ねました。
感覚のみだったので、焼けるまでドキドキでしたが、思っていた以上に上手く焼けました。
もちろん色んな方のレシピを参考に少しずつ作り方を教えてもらっていたから、感覚でなんとかパンが焼けたのですが、今回はサワー種の気持ちになって作れたのがよかったのではないかと思います。
こんな風にパンを作るという作業を通して、何かを成し遂げようとする時は複雑に考えすぎず、一番大事なポイントを見逃さない事が大事なのだと学びました。
#手作りパン #サワー種 #天然酵母パン
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