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竹久夢二

彼の描く儚げな美人画が好きだ。生家が岡山県にあるので、暇を持て余していた時にいってきた。初夏の日差しがまぶしくどこか祖母の家に似ていて写真を撮るのを忘れて後悔した。家の中まで入れたと思う、小さい座り机が置いてあった。周りはのどかな田舎の風景、ここで育ったんだと、着物を着た男の子が走り回るのを想像した。大正ロマンの浮世絵師の名を欲しいままに華麗な作品が多い。長く泊まり続けた宿屋の主人に彼は自分のスケッチを沢山差し出した。現金に困っていたらしい、怒った主人は風呂を沸かすのに燃やしてしまった。と親族の方が後悔したと何かの本でよんだ。もったいない。