『アドヴェント・カレンダー』ヨースタイン・ゴルデル

クリスマスも近いのでそれらしいものを。

皆さんはアドヴェントカレンダーはやってますか?
私はカルディで買ったイエス様が馬屋で生まれるシーンのイラストが書いてあるアドヴェントカレンダーを買って時々開けてます。
本当はその日の分はその日に開けなければいけないのだけれど、どうしても忘れて2日おきとかになってしまいます。チョコレートまとめ食いですわ。

ご存知でない方に解説しますと、12月1日から24日までの数字が書いてあるイラストがありまして、その日の分のミシン目を開けていくと中にチョコレートだったりクリスマスのオーナメントだったりが入っていて、クリスマスまでをカウントダウンできるカレンダーとなっております。
近年では形も色々、中身も色々です。

そんなアドヴェントカレンダーが登場するノルウェーの作家さんの書いたクリスマスのお話。
できれば12月1日から読んで欲しかったんだけど、本を探し出せなくてごめん。
この本は12月1日の章から始まって12月24日の章で終わる。
つまりアドヴェントカレンダーと一緒で、その日の分の章を1日づつ読んでいくとクリスマスになる、という仕様なのです。
物語の主人公の女の子も物語の中でその日のアドヴェントカレンダーを開けていきます。
そうすると中に小さな紙が折りたたまれて入っています。
その紙には物語が書いてある。
初めはどんなお話なだろうか?と思っている女の子ヨアキム。
でも開けていくうちにだんだんと紙に書いてあるお話と現実がリンクしてくる。
それは魔法のアドヴェントカレンダー。

どうなるんだろう?と気になるとフライングして明日の分も読みたくなってしまうんだけど、そこは抑えて。
何年かに一度12月1日から読み始める。
物語を忘れた頃がちょうどよい。
割と子供の頃から何度も読んでいる。
大人になってから読むと違う感想になるのだけれど、日本人の私が北欧のクリスマス感をうっすら感じる事ができるのです。
聖なるものを見る目線とか、クリスチャンではない私が垣間見る事ができる。
まぁ、割と私は聖書を読んだり宗教画を見るのが好きだったりするので、まっさらというわけではないのですけれども。
なんかちょっぴりクリスマスを感じたいな、と思う人にオススメです。
残念ながら文庫にもなっておらず、新品は買えないのですが。
なんでなんだろ、子供が読むには楽しい話だったと思うのに。

感想はクリスマス後に読んでから追加します。



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