「サイレントブラッド」 北林一光
GW中に片付けをしてたらノートを発見して2010年くらいの読書感想文が書いてあったのでそれをアップする。
当時の自分の感想なので今の自分と同じ感じ方かはわからない。
文章的におかしい部分も、マルや点もそのまま転記します。
ノートを捨てたいのでここに残してみる。以下。
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ファントムピークスがおもしろかったので期待して読んだ。
期待を裏切らない。
血を巡る謎。
オニマサとタケル。
戸籍制度が人権侵害ってのが文中気になってしまった。
自分のルーツが作中の主人公のように知りたくなった場合の味方じゃん。
差別される側じゃないことだから言えるのかも知れないけど、私と私の先祖を手繰る糸であり、つなぐもの足り得るものだと私は思うのだけど。
養子を養子とわかるように表記する云々。
自分が養子である、捨て子であると知る権利は?
わからないように表記したら親が黙っていたら一生知ることができない方が問題じゃね?
自分が誰なのか知ることができないなんて不自由だ。
自分の子が養子である事を隠したい親の都合じゃねーの?
なんかルーツを辿るストーリーなのに、そこを否定する意味がわからない。
主人公も母親のその意見に同調してるし。
だったら主人公も自分探しの旅をやめればいいのに。
西暦じゃなくて元号とか別にどうでもよくね?
しまいには結婚制度にまで足つっこんでるし。
だったらオメーも結婚しなきゃよかったのにね。
すごい矛盾してね?
母親のキャラが全く理解できない。
そこを除けば本当に面白かった。
カクネ里行ってみたいね。
行けないだろうけど体力的に。
江戸川乱歩とか横溝正史的な、過去に遡る、おどろおどろしい事実。
いいよね、こういう話。
ちゃんとフラグ全部回収してるし。
本当にこんなこと、あるのかもしれないよね。
不思議なことって実際にあるしね。
サンカみたいな人、戦後にもいたんだね。
いてもおかしくないと思うけどさ。
ダムが作られた光のうしろにはやっぱり影ができるのだよね。
暮らしていた人々の生活や、動物たちの生態。
私たちが望んだ便利な世界には、葬り去られた沢山のものの上に成り立っているということを再確認させられる。
あぐらをかいていてはいけないね。
黒部山の生活の方が魅力的だけどね。
それじゃ税金払えないから現代人の私はまちで生活するしかないわけだけど。
この人の本がもう読むことができないのが残念でたまらない。
〇〇の貸してくれる本にハズレなし。
オニマサかっけー。
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以上転記。
本の貸主は伏せ字とした。
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