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死ぬとはなにか

ずっと挑戦してみたいと思っていたnoteを、急遽、初めてみます

理由は3つ
①忘れないうちに、今の気持ちをどこかに記録しておきたい
②吐き出したいけど、人にうまく言える自信がない
③ずっと考えていた答えを見つけた

今日、大好きで大好きで、本当に大好きだったクラスメイトの訃報を受けた
先月の17日のことだそうだ

私のクラスは下が10代、上が60代の少人数のクラス
年代層が幅広くて、普通ならクラスメイトなんてあり得ない、知り合うこともないであろう人たちと過ごしている

本当に、出会えたこと自体が奇跡で、出会えてよかったと心から思う

亡くなった彼は、私の母と同い年で、とても明るくて面白くて、
入学した時からみんな大好きだった


私は、ずっと自分が嫌いで死にたかった
過去自分がしたことも、自分に起こったことも全てが嫌いで、何もかも捨てたかった
でも「死にたい」と口にすると
人は反射的に、決まって「ダメだよ。死なないで。自分を大切にして」という

ずっと意味がわからなかった
なんで死ぬことはいけないことなのか
自分を大切にするってなんなのか
自分を大切にするのと、自己中心の違いはなんなのか

生きたくても生きれない人がいるのはわかる。
でも、死にたくても死ねなくて生きてる人もいる


今も、死ぬのがいけないことだとは思わない
苦しい人の唯一の逃げ道なんじゃないかと思う

でも、死なれた側が、悲しい。と言うことも、今ならすごくわかる



私は昨日、「星のかけら」という重松清さんの本を読んだ

そこに、死ぬとはなんなのか、書いてあった

「死ぬとは、生きられなくなる、ということ」

当たり前なんだけど、今までで一番腑に落ちる答えだった

死んでしまったら物を見ることも、聞くことも、食べることも、話すことも、朝起きることも、夢を見ることも、喜ぶことも、悲しむことも
何もできなくなる

「死ぬ」とは、そういうこと。

昨日の夜寝る前にこの本を読み終えて、
死ぬってそう言うことなんだ
生きるのはきついし苦しいし、全力で生きてやる!!とはまだ思えない。
でも、死にたくはない。怖い
と初めて思った。


そして今日、彼の死を知った

先月の17日、私たちがテストを受けていた日

彼が学校に来なくなって、みんな彼にLINEをして、返事こない、既読つかないね、大丈夫かな
あまりLINEしすぎるとかえってプレッシャーになるかな
大丈夫かな、と話していた頃

もう亡くなっていて、この世界にいなくて、もう会うことも、LINEすらもできない

涙が出て、びっくりした
どんなに辛くても人前では泣かないと決めていて、小学高学年から泣いたことなかったのに
こんなにも自然に涙って出るものなんだ、と思った

そして、「死ぬとは、生きられなくなる、ということ」
という言葉が浮かんで、頭から離れなくて、たくさんいろんなことを想像して、また泣いてしまった

思い出は楽しいものばかりではなかった

一年前の入学した頃、みんな面白くて楽しかった

でも勉強がどんどん難しくなって、みんな追い詰められて、精神科に通う人が3人くらい出てきて、
みんなどうしていいかわからなかった。

前は一人が冗談をいうとみんなが乗っかって笑っていたけど、
後半はそんな余裕もなかった

現役の私たちがそうだから、家庭を持つ彼の負担はもっとずっと大きかったと思う。
きっと想像もつかないほど苦しかったと思う

今、私に何かできただろうかと、もっとできることはなかったかと
考えるけどわからない


ヒトは必ずいつか死ぬ。
死ぬことは別に特別でもなんでもなくて、当たり前のこと。
いつでも起こりうる身近なこと。

死にたい人の、死にたいと思う気持ちも、すごくわかる

死なれた側の辛さも、わかる

「死」の周りにはいろんな感情があってとても複雑だと思った
悲しいし辛い。
でも楽しかった頃を思い返すとほろっと笑えてきて、
彼自身が追い込まれていく様子と、彼自身が自分が追い込まれていることに気づいたあの瞬間のあの表情を思い返すと、自分の無力さを痛感して
会いたくて、会いたくてしかたなくて

そして彼が今、苦しさから解放されていますようにと願う


彼の家族は、奥さんは、お子さんは、どんな気持ちか、想像もつかない

でも、彼はよく家族のことを嬉しそうに話していたから、
今は難しいし、時間はたくさん必要だと思うけど、
幸せになってほしいし
優しくて一生懸命なお父さんのことを少しでも覚えていてほしいと
うまく言えないけれど、心から思う。

彼が苦しさから解放されていますように

本当に大好きです
出会えてよかった


彼をきっかけにnoteを始められました
将来のためにも取り組みたかったことの一つ。
大したことは書けないけれど、私が感じたこと、思ったこと、読んだ本や見た映画のこと、いろんなことを書き留めていけたらいいです
私の中の大きな疑問の一つであった「死とはなにか」
今回見つけたその答えを書きました。
note続けていきます

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