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魔女の条件とわたし

戦闘服と機関銃。

(そして猫。

「猫をお迎えしたら、いよいよだね!」

氏曰く、魔女の条件らしい。(っていうタイトルのドラマしか知らん。

言われてみれば魔女の宅急便でも主人公キキの相棒は黒猫のジジだし、
わたしが知っている、いわゆる不思議な出来事によく遭遇するあの人もこの人もその人も、
ワンちゃんより猫ちゃんと共に生活する人が多い。
相関関係はあるのだろうか。

が。しかし待て。
わたしはもともと動物苦手勢である。

子どものころ飼っていたゴールデンハムスターが死んだとき、
あまりの悲しさと、満足に世話が出来なかった後悔もあって、
もう二度と動物は飼うまいと決めていた。

猫のロー太郎と共同生活を送るようになったのも、
飼いたい!と自ら望んでいたからではなく(苦手なのだから望むわけがない)、
出会いは突然に、百万ワットの輝きを放つ眩い彼に心のド真ん中を撃ち抜かれたからだ。

そんな動機不純民でも、魔女の条件に当てはまるのだろうか。(だから魔女の条件って一体なんだ。

同人誌も7月のラスボス討伐に向けての準備も思うように進まない中、
逃げという名の脱線真っ最中なのだが、
こういう時って、興味をそそる別分野と人物に出会ってしまう。

世の中には、
人に舐められる服と、舐められない服があるという。

わたしは衣食住のうち、衣への興味関心が群を抜いて低く、
人と会う際や、仕事で失礼に当たらなければ着る服は何でもよい。
流行り廃り、デザインなんぞは二の次三の次。
自宅でも着心地さえよければなんでもござれというスタンスでいたのだが。

舐められる/舐められないという視点で服を選んだことが無かったので、
この話を訊いた時はかなり衝撃だった。
そしてそれは、自分が身を置く場や、交流する人たちによっても変わるという。(そらそーだ。
服装にはたしかにその人の思想、生き様などが出る。

戦闘服という概念。

この言葉が降臨するやいなや、厨二病やる気スイッチオン。

ちょうど衣替え時に、毎度おなじみ断捨離し過ぎて着る服がねぇ問題を後回しにしていたところだし、いっちょ新調しますか!
と、話を訊くやいなや爆速で服を買いに走り、
即断即決で戦闘服(言い方)を揃えたのだった。

実験を始めて半月が経過したが、経過は良好。
わたしは地声が低くて通る声なのだけど、
戦闘服に身を包むと背筋が伸びるのか、さらに通るようになり、
変な人に遭遇しても跳ね返してる手ごたえを感じる。

根拠はあるのかないのか。
我ながら単純だけれど、気分が変われば環境も変わる。
良い方に進めばなんでも良い。

あ、でも魔女になる気はないからね!

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