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人とつながることの「価値」。

コロナの影響で、人とリアルに会うことのハードルが高くなりましたね。リモート勤務や外出自粛等のため、仕事の打ち合わせも、他愛ないおしゃべりも、オンラインで行うことがめっきり増えました。

日々リアルに顔を合わせることが当たり前だった、上司、部下、同僚や、スケジュールさえ合えばいつでも会えた友だちらとは、PCの画面やスマホの「むこう」と「こっち」で、遠隔でコミュニケーションをとることもごく普通になりました。

人と「会う」ことの意味は、コロナへの対応を機に、大きく変わりましたね。

人とのやりとりの方法が変わろうとする一方で、変わらないものもあります。

それは、「人とのつながりの価値」ではないかと思います。むしろ、人とのつながりの価値は、従来とは比べものにならないほど、大きくなっていくのではないかと感じます。

変化の大きいこれからの社会で、人とのつながりが心の健康や幸せを保つ、という指摘があります。

これまでにも多くの研究が指摘してきたことですが、「良好な人間関係は、精神的な支援や物理的なサポートを提供し、個人の幸福感と深く関わる」ということですね。

誤解のないように言っておきますが、あくまで〝良好な人間関係〟ということです。当然、そうではない人間関係は逆効果になることも大いにあるでしょう。

また、予想外の出来事が起こって、精神的に負荷の大きい状況がもたらされてしまったとしても、その負荷を軽減して、健康を維持することに貢献することも指摘されていますね。

コロナ禍にとどまらず、これからも自然災害や経済の大きな変動など、予測不可能な危機や変化がさまざまな形で訪れることでしょう。そのときに、人とのつながりやそこから得られるサポートが、人の心の健康を支え、次に踏み出す力をくれると考えられますね。

人とのつながりは、個人の「新たな挑戦を支える働きがある」ということも言われています。

「世界中の32%の仕事内容が変化し、14%の仕事が自動化する」と、かつてOECDが指摘しましたが、今後は、テクノロジーが人の仕事を代替していきます。そして、その傾向はますます強まるでしょうね。

そんな時代では、現状の仕事を離れて、新たな仕事を模索する、求める機会も増えることでしょう。

そのときに、力になってくれるのが、人とのつながり。専門的な研究では、「必要なときに手助けや励ましをくれる親密な関係があることは、個人の新たな挑戦や発見、成長を促す」ということが指摘されています。もちろん、それは「仕事に限らず」のことですが…。

人とのつながりが、自分の殻を破り、新たな情報を手にする有益な手段になるということも指摘されています。

みなさん、すでに「自分」のために選別された情報に囲まれて暮らすようになっていると思いませんか? 言い換えれば、インターネットの閲覧サイトやショッピングサイトの購入履歴に基づく分析、レコメンドによって、自分の関心に近しいニュース、商品、コミュニティなどを紹介され続けているということですね。

今後、その傾向はますます強まると予想されますが、こういう好みに合わせてニュース、投稿やサービスなどが「自分にカスタマイズ」される社会では、自分の世界観に疑問を持ったり、視野を広げる情報に触れる機会を失いかねません。

新しい世界観や価値観を再発見していくためには、他者のそれに触れて、自分の中で化学反応を起こすことが重要になるかと…。多様な人とのつながりを持てているか、その人との対話を通じて、自分の視野を拡げ、更新していけるかどうか…。あなたは、どう考えますか?

最後にいちばん重要な話をします。

以上は全部、「つながってこその話」だということですね。

以上の話は、ある程度、みなさんうすうすわかってる話というか、なんとなく感じている話ではないかと思います。

難しいのは、そもそも「つながる」ということなんですね。割と「おひとりさまの専門家」と呼ばれている方や「プロ」を名乗ってらっしゃる方は、「どうしたらつながれるのか…」というところにはあまり言及されません。そこが大事なんですけどねぇ(笑)。

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