見出し画像

「社会的処方」が叶える「孤立無援ではない「個立有援(縁)」のビジョンとは? その②

昨夜は、「社会的処方」読書会でした。
おひとりさま検定試験上級の受講生と一般からの参加者とで、たくさんディスカッションしさまざまなアイデア、乗り越えるべき「壁」・課題、問題を話し合うことができました。

私の個人の考えを言うのならば、「社会的処方」の書籍のオビを書かれた「山崎亮さん」がまさに、仕事として場やコミュニティ作りをされている人であるように、「社会的処方」の根底にあるのは「場」を作っていくことだと考えます。
リンクワーカー的な支援が難しいという意見の中にもあったように、限られた身のまわりの結びつき、すでにある「場」にお任せするよりも、自分自身が「場」をもつことを考えたり、利用はしなくてもたくさんの社会的資源に接続点をもっている(あんな場がある、こんなサービスがある、なんとかしてくれそうな人がいる)こと、利用したいと思う人にきちんと情報を届けることもしかり。が、これからの「個」「ひとり」の時代には必要な考え方であると、皆さんのお話をうかがってあたらめて思いました。

そしてなによりも、提供する側、支援を受ける側という図式ではなく、お互いに「社会資源」としての役割を持つことが最強で最善の方法だと思った次第です。
もちろん難しいことではあるんですが…。
そういう問いを深め、自分自身のミッション、ビジョンを明らかにしていくことが、ひと検の役割のひとつともいえるでしょう。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

昨日の続き👇

「社会的処方」「文化」にしたい

あえてソーシャルビジネスではなくて、一般のビジネスよりの発想でプログラムを組んだのは、「文化」にしたいとおっしゃる西さんと同じ思いがあるからです。
「文化」にするという点でもNPOや当事者団体が増えれば良いということではなくて、むしろ「迷惑をかけたくない」と思っている人ほど、そういう団体につないでもらたり、助けて欲しいと言うのは心理的にもイヤかもしれない。
それではあれば、生活動線上にある「スナック」や「サークル」のような一般的なビジネス、地域の活動(部活やサークルとか、サロン)に自らつながっていくこともひとつ手段だと考えます。
リアルな人間関係が鬱陶しいならSNSやアプリやテクノロジーにつながって行くことだってあっていい。
だから、発信もマーケティングも検定の中で学びます。

卒業生それぞれの「強み」で提供される「場」や「コンテンツ」に利用者がつながり、卒業生同士の横のつながりでも、ネットワークやコラボができれば、適材適所に「人をつなぐ」リンクワーカー的支援が可能にもなります。

昨夜読んでもらった、記事の中にも、闇雲に興味も無いところに「人」をつないでいくのは意味がないこと、だとあるように、ただ「場」が増えるだけで良いということではありません。
まずは「人の痛みを理解しようとする」ことが大事であり、その中で、関わる人の「強み」をみつけだして、利用者さんにも、社会資源として「強み」を活かしてしもらう、人に頼られのは嬉しいコトだと思うので「役割」を生み出し場に巻き込んで行くということも大事な事だと考えています。

どんな人でも社会資源として、人それぞれの強み弱み、凸凹を補いながら、役割を持ち、つながっていくということそのものが「社会的処方」の根本にある考え方ではないかと思うのです。ちなみに、「場づくり」という面でもその考え方は似ています。

上の図と下の図を見比べてみてください。
上が、「おひとりさま検定試験Ⓡ」上級のプログラムです。

読書会-6_アートボード 1 のコピー 4

読書会-6_アートボード 1 のコピー 5

そして、下の図が「おひとりさま検定試験Ⓡ」上級のプログラムを卒業した受講生が「場」「コンテンツ」を作った先につながるであろう、新しい「場」です。

実はこの「場」が出来ていくループを体系的にプログラムとして行っているのが「おひとりさま検定試験Ⓡ」の上級の流れなんです。

実は今、下の図のようなことを受講生、講師・運営みんなで一生懸命やっています。

頭で理解していても出来ないことが多いですが、それでも受講生、講師・運営、一緒になってディスカッションし「気付き」を共有しながら学んでいます。
それでも受講生、講師・運営、一緒になってディスカッションし「気付き」を共有しながら学んでいます。
このループそのものが「場づくり」、「場」の醸成に必要なプロセスでもあると考えます。

読書会-6_アートボード 1 のコピー 6

「おひとりさま検定試験Ⓡ」に興味があれば、2期の初級検定の募集を行っているので、ぜひお申込してください。


初級検定の受講・受検は無料です。
期間限定の募集となりますので、お早めにお申し込みください。
チャレンジだけでも大歓迎です😁


よろしければサポートをご検討ください。いただいたサポートは取材や「ひとり」と「ひとり」をつなぐ活動に使わせていただきます♡ どうぞ、よろしくお願いいたします!