マガジンのカバー画像

9
本を読んだ。文章を書いた。
運営しているクリエイター

#読書

ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険

『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』を読みました。 Twitterで話題になっていて気…

村田沙耶香さんの作品が好きだけど嫌いです

私は村田沙耶香さんの作品が大好きです。でも楽になろうとしている私の腕をぐいぐいと引き戻そ…

当時中学生の私が「告白」を読んだときの感想を発掘しました

告白 初めて登場人物に共感できないと思う小説に出会いました。そして人のことを分かったよう…

The Yellow Wall Paper 「黄色い壁紙」があらわすもの

 講義でこの作品についての発表を聞いて、改めて読み返すと気付いたことがあった。黄色い壁紙…

亡くなった祖父の本棚にあった「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」

「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」を読みました。 先日祖父が亡くなりました。記憶にあ…

女が働くことについて、就活生が考えてみたけど鬱になりそう。

脂肪という名の服は鎧にはならない 私が「脂肪という名の服を着て」を読んで一番初めに思い出…

少年アヤちゃん焦心日記を読んだ もう一度

中学生のときよく読んでいたwebエッセイを、自己分析で思い出した。検索すると少年アヤさんは元気そうですごく嬉しい。あっちこっちにぶつかりながら傷だらけで進んでいた少年アヤさんを「私のために苦しんで、もがいてくれてありがとう」とかなり失礼で歪んだ読み方をしていたことを申し訳なく思いつつ、懐かしい気持ちで読んだ。自分が憎い、でも愛したい。こんなに愛してるんだから、愛を返してよ。あの頃は世界への敵意に満ちていたと思っていたのに、本当は周囲への愛に溢れたエッセイだった。