列に横入りする人

駅のホームに降りて、改札へ向かう途中
必ずと言っていいほど目にするのが
エスカレータに乗る長蛇の列に並ばず、横から合流する人の姿。

まさに堂々たる横入りである。
エスカレータに乗る為に押し合わず順番に並ぶという、義務教育を受けた者であれば当然理解している暗黙のルールを、日本人の優しさに付け込んで
いとも簡単に破壊していく人。

スマホをいじりながら、そわそわと横入り出来る瞬間を虎視眈々と待ち続け、その時が来たらヘコヘコと頭を下げて介入。罪悪感すら覚えず、世界は自分を中心に回転している、とでも錯覚しているのだろうか。

列に並ぶという至極当たり前の手続きを済ますことが出来なければ、他者との干渉も満足にこなせず、秩序を乱すという意味では組織から腫れ物扱いされているに違いない。
こういった輩は、注意しても減ることはないし
そもそもの大前提として生まれ育った家庭環境、読んできた本、鑑賞してきた映画、周囲を取り巻く人間など、そういったバックグラウンドが大きく異なるので、根本から人を変えることは中々難しいと思われる。

では横入りをさせない為にはどうすれば良いか。

横入りするような輩が身体をのめり込ませる隙を与えないように、出来るだけ前の人に密着する形で列に並ぶのが攻略法として挙げられる。
また自分の場合、幸いにも体格は恵まれている方で、フィジカルを活かしてガードする事も可能だ。

前の人に密着するのが困難だったり、体格に自信が無い場合、持っている物で横入りを阻むのも有効である。特に長物であれば、確実に輩のモチベーションを削ぐ事ができる。

他にも良い策は無いだろうか…。
今は横入りされる被害者が減る事を祈るばかり。
神よ、ただ天に祈るだけの無責任な私をお許しください。

とまあ今日はこの辺で。
また。


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