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金曜の江本《210409》

世知辛いなぁと思いながら、それでも日々は続きます。

蔓延防止なんたら。

そんなの関係ねぇと言わんばかりの人波、仕事。ああ、刹那的だなぁ。末法の世ど真ん中ですしね。ゼーレのシナリオ通りですよ。ええ。

ふと。怒りについて考えることがありました。

荷物の宅配の指定を、確実に受け取れるように19時-21時にしていて、間に合うようにと急いで帰って、18:50頃に家に着いて、ポストを何気なく見たら、18:43の不在票。

はぁ?!

て、一人なのに声に出して言ってしまいまして。そこからコールセンターにかけるも繋がらず。何度かけても繋がらず。

あ、今、怒ってる。
と、意識したものの、その怒りを抑える方向には一切コントロール出来ず。コントロールしようという気すら起こらず。まぁしかし現金で臆病なもので、オペレーターの方に繋がった途端に低姿勢になるんですけどね。そして、配達員の方がすぐに引き返してくださって、なんかもう申し訳ないと逆に謝って感謝して終わったので、ありがたいことに何も引き摺らずに一瞬で終わったんですけど、紛れもない瞬間的で突発的な生の「怒り」に突き動かされたのが久々で、新鮮で、実に恐ろしかった。

怒りってね。
「正しさ」からしか生まれないんですよ。

往々にして「正義」から生まれる感情なんです。怒ってる人はつまり、「正義」に突き動かされてるんです。「正しい」から怒ってるんです。間違ってないんです。だから際限なく怒れる。他者から見て、ではなく、自身が強く「正しい」と感じているところからしか、生まれ得ない感情。そこに周りの同調も合わさったら、正に鬼に金棒。「自身の正義」が「世間の正義」になるんです。大義名分がついてくる。
自身の中からしか生まれないから、他者からどれだけ諭されても、それを訂正するのが難しい。

ああ。そら恐ろしい。
自身が一瞬でも突き動かされたあの感情。その最中にコントロールするのが、本当に、難しい。
遠くから眺めながら、あの坩堝にはまらないようにするには、どうしたらいいのか。目を逸らしてはいけないし、他人事と遠ざけてもいけない。
ちゃんと向き合わないとなぁ。

正義なんて、私にはない。思い上がるな、江本。

全然関係ないですけど、大大阪舞台博覧会2021に参加してます。無観客の配信演劇。YouTubeで無料で見放題。20分だけ、観てみていただけると嬉しいです。外で、ふと、ビルの屋上見上げちゃう女の話。

江本、真ん中で右往左往してます。↓↓
羊とドラコ『試作・そばには遠く及ばない』
https://youtu.be/Uo0sTlaxzDU

舞台写真撮影:みてぃふぉ@hoshibicri

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