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「働く」うえでの基礎力を知ろう

 どのような業種・職種であっても働く上で共通して必要となる能力について、子どもの頃から少しずつ開発すべき能力も多く含まれています。 業種や職種を超えて、すべての職場で必要とされる力(=基礎力)についてお伝えします。
参考:すべての働く人に必要な 能力に関する考察

職業適合性モデル

 職業適合性は大きく「能力(ability)」と「パーソナリティ(personality)」からなり、能力には適性と技量が 含まれています。知能は適性の一部であり、技量の中には学力(achievement)と技能(skill)が含まれ、ともに能力の一要素と位置づけられています。また、 パーソナリティには適応(adjustment)、価値観(value)、興味(interest)、態度(attitude) を含んでいます。
 このモデルのように、職業の適合性を見るうえで「能力=適性、技量」なので、特殊な学習も必要になります。一方でパーソナリティのように「その人が持つ可能性や素質」をみて適応していくこともあります。

職務遂行に必要な能力。その中の「基礎力」

 図にあるように、職務執行には「能力(獲得済み)」と「態度(潜在的・可能性)」をみていくことになります。その中の基礎力は獲得済みの能力の一部です。

 基礎力には対人基礎力、対自己基礎力、対課題基礎力、処理力、思考力であ る5つの要素があります。 「対人基礎力」「対自己基礎力」「対課題基礎力」の 3 つの基礎力は、人材ニーズ調査(経済産業省 1999) におけるスキル調査の枠組みとしても使用されています。

これらの基礎力を分解すると具体的にどんな能力が備わっていることが「基礎力」であると言えるかわかってきます。すべてにおいて完璧でなくてもよいですが、ある程度網羅されている状態を目指していくと働く上での「基礎力」を備えることが出来そうです。

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