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仕事において「やらねば」と「やりたい」は全く別物

 Hito Rehaは、「働きたくても働けない」障がい児者を育児する母親に育児と仕事の両立に向けた一歩を提供しています。働く上で「やらねば」で、動ける人もいますが、むしろ「やりたい」の方がしなやかですよね。この違いをどう捉えるか。

「やらねば」と「やりたい」の違い

 実は英語にすると違いがよくわかります。
MUST(やらねば)とWILL(やりたい)。どちらもモチベーションを上げるために必要な要素ですが、気持ちは全然違います。MUSTが強過ぎると心が折れてしまうこともありますよね。 子どもたちだって同じです。WILLの気持ちで様々な活動に取り組んでもらいたい。
 本当はWILL(やりたい)の状態で常に仕事も遊びも向き合えるとよいのですが、そうもいかず、苦手の仕事、いやな仕事も時にはあるでしょう。それでも、その仕事にWILL(やりたい)を生み出すことができるかどうか。それには根源となる想い・価値観・Visionなど様々な理由がついてくると思います。

小さな「WILL(やりたい)」を育む

 よく、Can(できること)、Must(求められていること)、WILL(やりたいこと)の3つのフレームワークを使って説明したり、整理したりしますよね。私もよく使います。
 例えば、できること、やりたいこと、求められている3つの重なるところが、よくバランスの取れたお仕事。と紹介されることもあります。
 加えて、私が説明するときには、「できること」や「やりたいこと」が小さい状態だと3つの円が重なる部分が小さいので、「できること」や「やりたいこと」を育むことが大切だよね。
 これが本当に大切で、小さいけど「やりたい」があれば、それを大きくしていく努力、時間の積み重ね、はしていかなければいけませんよね。これがいつか、WILL(やりたい)という仕事に向き合うことにつながるのです。

 私は、「働きたくても働けない」という物理的に困難がある状態でも、その人の「やりたい」を引き出せれば、周囲のサポートや環境に適応していく中で「働ける」という自信がついてくるのではないかと思うのです。

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