Hitoomin

2022年4月よりカナダ放浪中(ワーホリビザで滞在)。 旅しながら勉強したり、仕事した…

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2022年4月よりカナダ放浪中(ワーホリビザで滞在)。 旅しながら勉強したり、仕事したり、のんびり生活。 来年はヨーロッパ、東南アジアを旅したい。 https://www.instagram.com/hitoomin_can/

最近の記事

アートあふれる"カルガリー"は自然と調和がとれたバランスのいい街

1週間ほど滞在したカルガリーをどう言い表したらいいだろうかと考えて、真っ先に思いついたのが"アートな街"だった。 カルガリー市内を歩き回るといたるところでアート作品が目にとまる。 オフィスビルの入り口、建物の壁面、公園の真ん中。街中にアート作品が散在している。 図書館だってそう。2018年に完成したばかりだという「Calgary Public Library」はその建物自体がまるでアート作品のよう。 外装の幾何学模様、天井がカーブした木製の入り口、内部の吹き抜け構造も

    • 【カナディアンロッキー散策③】バンフ

      バンフ2日目。 市街地散策は前日にある程度済ませたから特にすることもなく、気が向いたので山を登ることにした。曇天の中、ひとりハイキングコースを歩く。 山の斜面をジグザグに縫った道を息を切らしながら歩いていると、大型犬を連れて下山する人たちとすれ違った。 彼らにとっては犬の散歩がてら山登りに来るような感覚なのか。ハイキングが非日常にある私にはその気軽さがうらやましかった。 日本には、こと東京には、気軽に行けるようなハイキングスポットが少ない。ふらっと登りに行けるような山は高

      • 【カナディアンロッキー散策②】レイク・ルイーズ

        クイーンサイズのベッドの上で泥のように眠りに落ちた私は、7時のベルで目を覚ました。 疲労は残ってない。歩き疲れた両足もすっかり力を取り戻したようだ。 バンフへ向かうバスの乗り場まで、片道バスで15分の道を3.60ドルをケチるために徒歩で向かった。 カルガリー市内散策も悪くないだろうと40分程度歩いてみたものの、さして珍しいものを見つけるわけでもなく、アート作品が街中におおいという印象を受けただけだった。 昨日と同じ停留所から出ているバスで2時間、バンフに到着。 キャンモア

        • 【カナディアンロッキー散策①】キャンモア

          「カナディアンロッキーを見に行く」というとだいたいの場合、バンフ(Banff)という街に向かうことが多い。 その手前にあるキャンモア(Canmore)を訪ねてみようと思ったのは、他でもない、カナダでワーホリをしていた友人がかつて住んでいた街だというからだ。 カナダへ来るにあたっていろいろ相談していたその方にすすめられて、せっかくだから行ってみようと思い立った。 カルガリーに1週間宿をとっていた私は、金・土・日にのみカルガリーから出ているバンフ行きの格安バス(片道1000円程

        アートあふれる"カルガリー"は自然と調和がとれたバランスのいい街

          夜行バスから見たピンク色に染まるカナディアンロッキー

          7月1日、バンクーバーからカルガリーに移動した。 バンクーバーでの思い出をたくさん書き残そうと思いつつ、気づけばあっという間に2か月が経ってしまった。 結局、高羽洋平(スーパー人間)は見つからないままバンクーバーを去ることになった。 友人に高羽のことを話すと「そんなに会いたいならDMで連絡とればいいじゃん」と正論を突き付けられたが、それでは意味がなかったのだ。 バンクーバーという同じ街にいる高羽と"たまたますれ違う"ということにロマンがあり夢があった。直接連絡を取ってしま

          夜行バスから見たピンク色に染まるカナディアンロッキー

          息をするように他者を助け、頼られる。都会なのに人間があったかい不思議な街「バンクーバー」

          バンクーバーって不思議な街だ。 電線に靴がぶら下がっていたりする。 カラーコーンが地面に埋まっていたりする。 飛行石を持った人がいたりする。 かと思えば、カナダグースがそこら中を歩いているようなのどかさもあり 森に入れば水の透明度に息を飲む。 そんな不思議な街バンクーバーには数多の人種が入り乱れている。 街を歩けば中国語、スペイン語、ヒンディー語、タガログ語、日本語、韓国語、フランス語・・・英語ではない言語を耳にするのが当たり前。いったい自分はどこに来たんだと混

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          カナダで家の入居者探しを手伝ったら人生が豊かになった

          カナダに着いて3日目に運よく住む家が見つかった。 craigslistというサイトを使って住む部屋を募集したところ、声をかけてきたオーナーが2人いて、先にコンタクトを取った人の家に住むことに決めた。 2人目のオーナーは「まだcraigslistに募集を出していない部屋なんだけど・・・」と言っていて、せっかく声をかけてくれたのに断るのが申し訳ないなと思い、住む家が決まった旨をメールする際に「よければ日本のサイトに募集出すのをお手伝いしますよ」と伝えたところ「お願いできるかし

          カナダで家の入居者探しを手伝ったら人生が豊かになった

          バンクーバーでの家探しの苦労&人に助けられて奇跡的な展開で見つかった住まいの話

          ワーホリや語学留学でカナダに来る時(特にバンクーバーに来る時)、もっとも苦労することは家探しではないかと思う。 おおむね語学留学では、エージェントに頼んで申し込む場合、ホームステイ先の手配をしてくれたりするのでさほど困らない。 だけど、最初の3か月はホームステイ、それ以降はシェアハウスをしよう!などと考えている場合、あるいはワーホリで来るために滞在先が決まっていない場合、死ぬほど苦労する。冗談抜きで、死ぬほど苦労する。これはゲストハウスで出会った他の国からワーホリで来ている人

          バンクーバーでの家探しの苦労&人に助けられて奇跡的な展開で見つかった住まいの話

          「話せるようになること」を目的に語学学校に通わず海外で英語を学ぶ方法

          「留学をするのに語学学校へ通う必要はない!」という結論を出すにはまだ道半ばすぎて、今の段階では断言できないのだが、カナダに来て2か月が経った現在、語学学校は必須なわけではないなあと感じている。 私はカナダにいるけれど、語学学校には通っていない。 留学とかワーホリというと、しばらく語学学校に通うのが当然のように思われるけれど、そして私も以前はそう思っていたのだけれど、学校に通わなくても英語を学ぶ方法はあるということを、とあるブログに出会ったことで知ったのだった。 偉大な先人

          「話せるようになること」を目的に語学学校に通わず海外で英語を学ぶ方法

          「英語がペラペラになりたい」挫折を経て再び取り戻した英語へのゆるやかな熱量

          初めて英語に興味を持ったのは、小学生の頃だった。 学校で学ぶよりもっと前、10歳にも満たなかった私が異国の言語に興味を抱いたのには、出身地が関係している。 私は鎌倉に生まれた。 観光地として有名なその街の、といってもただの住宅地に住んでいた一般人。 幼稚園生の頃から鎌倉駅に近いバレエ教室に通っていた私は、街中で観光客の外国人に道を聞かれることが多かった。 「大仏を見に行きたい」「八幡宮に行きたい」 彼らがそう言っているような気がするのは、子供ながらにもなんとなくわかる。

          「英語がペラペラになりたい」挫折を経て再び取り戻した英語へのゆるやかな熱量

          空港でグランドスタッフの優しさに泣き、東京ばな奈に手を合わせる

          成田空港から出国する時、スーツケースは30kgを超えていた。 家に体重計がなかったから事前に確認できなくて、空港で量って気づいたから手遅れだった。 無理もない。1年分の必要になるであろう荷物を詰めこんできたのだから。 1年くらい海外に滞在する人はスーツケース2個持ちの方が多いようだが、カナダを旅してまわりたいと考えていた私は両手が塞がる移動は得策ではないと考え、スーツケース1個とその上に積めるボストンバック1個+リュックサックで渡航を試みた。 飛行機の預け入れ荷物の重量制

          空港でグランドスタッフの優しさに泣き、東京ばな奈に手を合わせる

          カナダのワーホリビザ申請と入国審査がガバガバだった【2022年4月入国】

          私がカナダに渡航したのは2022年4月。ワーホリビザを取得しての入国だった。 カナダのワーホリビザは、抽選に当たって初めて申請ができる。コロナ以前は応募すればほぼ全員(?)が当選したという話も聞いたが、だいぶ状況が変わったらしい。 コロナ以降、抽選に応募するためには、日本にいるうちにカナダの現地企業からのジョブオファー(採用通知)が必要になった。 ジョブオファーは英語の能力がないともらうのが難しいから、カナダへワーホリビザで渡航するのはハードルが上がっていたようだけれど、私

          カナダのワーホリビザ申請と入国審査がガバガバだった【2022年4月入国】

          オドぜひの"スーパー人間"を探しにカナダへ飛んだ話

          4月から始まった旅の最初の行先に、私はカナダを選んだ。 日本を出発する前、周囲の人に「カナダに行ってきます」というと、「何でカナダ?」とよく聞かれた。 「英語を学びたいから」 「オーロラを見たいから」 「なんとなく、カナダに行こって思ったんで」 とか適当に答えていたが、実際どれも嘘ではないけれど、本当の理由は別にある。説明が面倒くさくていつも省略してしまう理由が。 簡単にいえば「人生に迷っていた時に他人に感化された」という話。 ***** 社会人2年目あたりからだ

          オドぜひの"スーパー人間"を探しにカナダへ飛んだ話

          日本が息苦しくなった人間が「自分らしく生きるため」海外へ旅に出た

          2022年4月、私は海外へと旅に出た。 3年勤めた会社を退職し、部屋の荷物のほとんどを処分して、30kgのスーツケースとパンパンに膨らんだボストンバッグ&バックパックを担いで、単身カナダに飛んだ。 海外に行くことを決めた時「もう、この国に何の未練もないな」と思った。 もちろん人間関係や会社とか、私を日本に引き留める要素はいくつかあったけれど、それらを上回るくらい「海外に行く」という選択が今の自分には必要だった。 26年かけて築いてきたそれらに一旦別れを告げて海外へ渡ったの

          日本が息苦しくなった人間が「自分らしく生きるため」海外へ旅に出た