違う世界観

目の見えない人にとって色とは何でしょうか。

実は見えない人も色の概念を理解していることがあります。

例えば赤色であればトマトやイチゴ、暖かい色、
黄色であればバナナや卵の黄身、黒と交互に組み合わせると警告色になる色、と言ったように理解されているそうです。

しかし赤と黄色を混ぜるとオレンジになるというのは、まるで机と椅子を混ぜるような感じでどうも納得できないそうなのです。

そういえば、オーストラリアの先住民族であるアボリジニの方は地磁気を感じて方角がわかるそうです。

ならば、その方にとって超強力なネオジウムマグネットはどんな感じがするものなのでしょう。

熱い感じなのでしょうか。

押される感じなのでしょうか。

あるいは、ひっくり返すと引っ張られる感じがするのでしょうか。

スーパーマンから見るクリプトナイトのようなものでしょうか。

想像すらできません。

私たちは皆同じ空間を生きているのですが、能力や経験によって見方や感じ方が違うので、一人一人違った世界を生きています。

能力や経験によって私たちは縛られているとも言えます。

だから相手のことが理解できなかったり、意見が食い違うのは当たり前の事なんです。

しかし、違う事は当たり前の事だと理解し、お互いに相手の世界観を尊重すれば、世界は少しずつ変わりそうです。

理想論かもしれませんが、まずは自分の周りから。



それでは。



よかったー、今日も0.1ミリ成長できた。
ありがとうございます。


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