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TRUMPの起源をたどろう

 全てのはじまりを見ていこう。

 というわけで、TRUMPシリーズからTRUMP TRUTH / REVERSE を視聴してきたのでその感想録です。
 個人的な感想を一言でまとめると振り出しに戻るでした。
 それでは書き連ねていきます。



まえがき


 この文章を書いている私は普段はLILIUMのシルベチカ役、モーニング娘。‘24(2024.08.11.現在)小田さくらさんのオタクをやっています。
 ですので視聴方針は『小田さくらさんが演じられたシルベチカの解像度をあげたい』というのがメインです。よって感想でもシルベチカ関連の情報を多く拾う傾向にあると思います。ご承知おきを。

 というわけでして、
 LILIUM→マリーゴールド→TRUMP (TURTH/ REVERS)と見てきました。

以降は先に挙げた作品のネタバレを含んで話を進めていくのでご理解の上読み進めていただけますと幸いです。

ここまでの感想はこちら↓(クッション代わり)



感想


 なるほど〜!!

 やはり一番最初は知ってるだけでアドバンテージがありますね。
 まず私はシリーズものだというのに誰が主人公になるのかさえ知っていなかったという失策。まあ、共通で出てきたのがソフィだったからそうなんだろうなとは見ていましたが、確定できるのは大きいです。
 誰が何を目的に物語が展開されるか。この主軸を持っておかないことには見づらいことこの上ない。今後はソフィが死に手が届くまでを見届ける作品として扱うことになりそう。

 初手で急に半裸の人たちがかわるがわる映ってきたからん?ん?と戸惑いが隠せなかったですね。あれなに?状態でした。生まれ落ちたままの姿から、種のはじまりを連想させるとか。漫画のキャラクター人気投票のサービスイラストよろしくといった感じなのか。悶々としていたらまさかの登場を本編でしてくるものだから笑ってしまった。あれは盛大な前フリだったのか。意味がわからなかったけど、意味のわからなさを楽しめたのでよかったです。

 そして今回舞台に上がったときに「あ、この演者さんの居住いが好き」となったのがティーチャークラウスだったんですけど、あれは……笑
 心境としてはモブだと思ってたキャラが急に石田彰や子安武人の声で喋り出した気分でした。
 演技がうますぎて初めから黒幕扱いされるパターンってあるんですね(ちなみに私がそう思ったのは先に見たREVERSEのクラウスです)。普段映像作品あまり見ないので役者さんってすごいな〜と痛感させられました。

 モーニング娘。さんでも舞台作品で何度か殺陣をされてるのを拝見していましたが、先に来るのが「怪我しないかな、大丈夫かな」なのに対して、本作TRUMPは「戦ってる〜!」と感激でした。迫力とスピード感が凄まじかったです。多く取り入れられているようにも見受けられたので、力を入れられていたのかな?とてもよかったです。

 男性版LILIUMというか(シナリオ的には女性版TRUMPがLILIUMといった方が正しいのだろうけど)若さ溢れるエネルギーの勢いを感じましたね。一方で、そこに緩急のスイッチを設けたのがギャグ要素でしたけど、いろんなところでぶっ込んでくるから情緒のジェットコースター乗ってる気分になります。パチっと今シリアスからギャグに切り替えるのが私は不器用でした。だけど話が重たくなりすぎないことには成功しているのかな。

人物整理

ソフィ・アンダーソン

 人物理解が一気に進みましたね。人生ゲームで止まったマスでまたサイコロ振ったら6の目が出た気持ち。
 ソフィがダンピールというのはあっていたよう。そこからさらにマリーゴールド『僕はトゥルーなんかじゃない。ファルスはただの紛い物だよ』の発言に納得します。クラウスこそtrueであり、噛まれて永遠の命を得ているだけの自分を紛い物だと言っていたんですね。可能性としては十分あり得ると思っていたパターンだったので、確定したことで情報が整ってきました。加えるとすれば、ウルを噛んだときにソフィではウルに永遠の命を与えることができなかった。そこでの不完全さもあるのかな。
 『たったひとりの大切な友だち』を救えなかった心が、LILIUMでの“ウル”を作ることに繋がってくるのか。ここでの結びつきを感じられたのが一番胸アツポイントでしたね。噛むだけで永遠の命を与えられたクラウスに対して、ソフィはただならぬ犠牲と手間と時間をかけてリリーという永遠の命を生み出しました。やっぱり種として根本的な違いがあるんだな。
 不老不死ではあるので、ソフィはここから死ぬために生き、死ぬために殺していくのか。

 シルベチカは自ら死を選んだ気高き魂の持ち主でしたが、原因はこいつですよね。

 私のTRUMPシリーズの見方は、シルベチカの死をいかにわかってあげられるか。仕方がないことだったのだと言い聞かせるためなので、それにはファルスの因果を紐解かなきゃならないんだ。その観点から見ると、私はTRUMPシリーズの全貌を把握しなくちゃならなそう。という精神で見ています。ただシルベチカの名前、エピソードが出てくるじゃなくて、関わる人物の背景を知ってこそ登場人物の行動原理に納得感が生まれるので。

 だから推しの敵ですけどソフィのことを好きになれるまでが私のゴールな気がしています。
 今回のソフィがTRUMPになる経緯で少し彼に同情心が芽生えました。

 ソフィの永遠は望んだものではなかったのに、なぜLILIUMでは自分にされたことをしたんでしょうね。自分がされて嫌なことは人にもしちゃダメだって。なんて、言葉が届かなくなるほどに寂しかったのかな。

 今回の情報で途端にソフィの存在が不安定なものに感じられました。不老不死だけどクラウスに噛まれているからイニシアチブは握られたままなのか。同一化したリリーはソフィが死んだら死ぬのか、“ウル”はどこまで完全なものなのか。TRUMPとしてオリジナルからなにができてなにができないのかを今後見極めていきたいです。


ウル・デリコ

 君が本物のウルなのか〜!!
 名高い貴族の生まれなのに忌み嫌われるダンピールの血という、キャラ立ちがすごい。
 これまで生きることに執着するキャラクターはLILIUMで見たスノウくらいのもので珍しかったから、その点でも見ていて面白さがありました。ヴァンプって一般的な作品だと人間よりは長寿とされるけど、そのあたりはTRUMPシリーズではどうなっているんだろう(アレンがメリーベルと共に死ぬんだって言ってたから同じくらいなのかも)。

 ソフィ、君は僕であり僕は君なんだ

 は同じダンピールであることを指していたんですかね。このセリフはここだけのものだと考えて良いんだろうか。

 ウルはギムナジウムで唯一ソフィに話しかけて優しくしてくれた人物ですが、それだけでソフィはウルにあそこまで執着するんだなという驚きがありました。
 個人的にはウルが命がけでソフィを助け、それが結果的にソフィをTRUMPにした。くらいのエピソードを持ってくるかと思ってました。本当に友だち、だけだったんですね。ということはソフィはだいぶ前から孤独だったのか?とか考えていました。

 ウルの死は疑わないものとして確定しておきます。そうじゃないと色々罷り通らなくなりそうだ。


ティーチャークラウス

 話の根幹に関わる人物が出てきていた!!
 この人こそがまさにTrue of Vamp ですね。始まりの吸血種というやつらしいです。詳細な起源が気になるところですが、ソフィと違って成人の姿なんですね。どこかでクラウスメインの話もあるんだろうか。
 ウルが閲覧禁止区域で見つけた本にはTRUMPのことがこう書かれていました。

 今より3000年前、始まりの吸血種TRUMPはこの世に生まれ落ち不老不死の力でこの世界を生き続けた
 そして彼は自身と同じ不死の力を携えたたくさんの同族を生み出し永遠に滅びぬ楽園を作ろうとした
 我々ヴァンプはそのたったひとりの吸血種から始まったのだ

 『たったひとり』ということから交配ではなくて、マリーゴールドで見た人間を噛むと稀にヴァンプになるあれで増えたってことなんですかね。なんかここら辺も深掘りしてほしいな〜。ヴァンプって吸血しないと死んでしまう、もしくはおかしくなってしまうとされることが多いけれども、その生態に触れたのはガーベラが吸血衝動を起こしてヘンルーダに輸血用の血を飲ませてもらったときくらいしか今のところ観測できていないような気がする。定期的に飲まなきゃならなくて、直接噛むと殺してしまうなら供給源はどこなんだろうな。寂しかったからのような動機で意図して同族を生み出したのか、それとも吸血衝動を満たしていた過程でそうなったかによって人とヴァンプの関わり方の歴史が変わってくるように思います。

 あとはアレンへの執着ですね。

 アレン。私は君と友だちになりたかったんだ

 私は君を死なせたくない

 アレンが『クラウスはずっと寂しかったんだな』と自分の感情に理解を示してくれたから、だけでそんなになるか?という疑問が残っています。これはソフィのウルに対する友情の向け方への疑心ととてもよく似た感情です。
 じゃないと友達になりたかった人の血が流れているというだけのソフィにまでああなるのが理解し難いんだよな。だって猫に同じ名前つけて可愛がっているんですよ?友達にしますかそんなこと。
 なーんかあるはず。いや、あって欲しいの願望か。


アレン・ストラウフ

「TRUMP」時点の100年前にクラウスの教え子だった人物。
 そしてソフィの血縁者のようです。破天荒でルールをよく破って夜中に抜け出しては人里におりて人間のメリーベルと逢瀬を重ねていました。メリーベルだから鈴のような声の持ち主なんだろうか(別名が風鈴草やベルフラワー)。小さくて星のようなかわいい花が付くんですよね。だからアレンも星に手を伸ばしたんだろうな、キザだけどおっしゃれ!となっていました。まあ、併せて花言葉の「守れなかった命」とか神話の視点でも見ると儚いんですけど。

 アレンによってギムナジウムでの罰則が鞭打ちに懲罰房となかなかにハードなペナルティだという情報を手に入れました。学校みたいな感じで捉えていたけど、そこは厳しいんですね。
 あとは銀の弾丸をたくさん撃ち込まれたのが死因になっているので『TRUMP』の世界でもヴァンプに銀は有効だというのもチェックポイント。
 星に手が届くかもしれないところのくだりは、クラウスの『私の両手は星に届きそうにない』と繋がってくるので、重大な要素を与えていますね。星=輝かしいもの、希望。と捉えると、クラウスが言う『星』はアレンの隠喩ですかね。アレンと出会い友達になる期待を持った状態のクラウスですから、ソフィのように死と私はこの場合見ないです。

 もう少しクラウスとアレンの関係性をどこかで見ておきたいものです。


ラファエロ・デリコ

 貴族っぽい貴族でしたね。嫌いじゃないです。

 名家の長男というだけで父に弟のことまで任されて気苦労が耐えないでしょうね。ですが上に立つ者としてはもう少し割り切った考え方をしそうな気もします。そこはラファエロ自体の性格なんでしょうか。TRUMPを信じていないラファエロですから現実的に考えて命が短い弟にここまで気にかける何かがあるんだろうか。家族だから、で通せる程度の違和感ですけどやや引っかかってます。
 若干ブラコン気味?だけどソフィをダンピールだと忌み嫌ってましたから、ウルのことを本心ではどう思っているんでしょう。もうここまでくると印象の話になるんですが、うーん。なんだか偏りがあるんですよね。
 異母兄弟ってことになってますけどここの家族の情報が欲しい。ラファエロがウルの人間の母とコンタクトを取り続けているとか、そもそも血縁関係すらない、とか。

 立ち位置としてはこの作品だけでのキャラでもおかしくはないんですけど、心境としては持ち駒にしてシリーズを読み解く上で困窮した時に盤面に出てきてほしい。デリコ家が少なくとも2800年後まで名前が残っているんだから、やっぱりデリコ家深掘り回が欲しいよ。

 あとはシリーズで初めて言われたであろう

 我は守護者なり

 このセリフの是非についても検討の余地がありすぎる。元々そのような守護者の血脈があるのか。それともただの決め台詞だったのか。後者の可能性は低い気がしているんですよね。シリーズで幾度も登場してきてますし、誰がどのタイミングで誰に向けて言ったのか。もうすでに議論が交わされていることと思いますが、改めて源流をおさえることができた意義がありました。


アンジェリコ・フラ


 一応ヒールということになるんだろうか。下手な方にプライドが働いてしまった方の貴族。
 LILIUMから見ているとヴァンプは独立した花園の世界だったのですが、実態はどうやら違うよう。ヴァンプは完全な階級社会だったんですね。

 血盟祭 クランフェスタは上流階級のエリートヴァンプたちがこのクランに優秀な人材を求めて視察に訪れるのだ

 とかティーチャーグスタフも言っていましたし、想像以上に血縁は大事そうです。
 そして大事なワードを残してくれましたね。『血盟議会』アンジェリコの父は幹部らしいです。
 もしかして『マリーゴールド』でヤンが審問のようなことをされていたのはここだったんですかね。今のところ暫定でそう思っておきましょう。
 血筋が良ければそうじゃないクラスメイトのイニシアチブ握って姑息な手も使って他者を貶めるのはいただけないです。エリートならエリートらしい矜持があって欲しいな。悪いことするときに美学も知性もない悪役はあまり惹かれないんですよね。

 ただラファエロくんと同じように考察するときの手駒には置いておきたいかも。なぜなら伝統って結構大事なんですよ。特に長寿の種とされるものにおいては。家名はしっかり覚えておきたいです。

ガ・バンリ


 匂わせ人間だ。もうそれっぽいセリフ言ってCM入る前みたいな煽りを入れてきましたよね。個人的にはバンリくんの方が厨二っぽいなと見ていました。

 ヴァンプの血盟議会上層部は秘密裏にヴァンパイアハンターのギルドと同盟を結んでいてね
 代々ヴァンプにまつわるある任務をギルドに託しているのさ

 ということで、人間のヴァンパイアハンターだったバンリくん。過去はアレンの近くにいたピエトロ・ロンドもその役を担っていたようです。

 アレンはヴァンプ狩りに遭い命を落としましたが、てっきりそこらへんの暴徒にやられたとばかり思っていました。ちゃんとヴァンパイアハンターという職とギルドまであるんですね。これを知ることができたのは大きい。そして上層部と繋がっていることも含めて。きな臭くなってきました。


ダリ・デリコ


 あなたがダリ・デリコか〜!!
 いや、確かに貴族社会のヴァンプで血盟議会の幹部だから重要人物ではあるんだけれども、半裸の男たちを付き従えて椅子にするようなクレイジーな人だなんて誰が想像できるか!
 だけどこれでアナベルのペンネームの本人を知ることができました。アナベル……違う方が良かったんじゃないか?

 出てきた中でも裏を見てきたヴァンプだから秘密もたくさんあるんだろうな。
 おかしなヴァンプではあるけど、ギャグとか抜きに納得できないところが一つあって。貴族である、貴族らしさに固執していたのになぜウルの母の人間と交わったんだ?そこが理解できない。まだ何らかの利用価値があったウルを養子として迎え入れて実子として扱い育てることにした、とかの方が納得できる。この場合はもう一度ウルにスポットライトが当たる深掘りシーンがあるはず。

 ギャグキャラにも正当性を求めてしまうのは悪い癖ですね。杞憂でありますように。

物語の目的・期待


 人間とヴァンプの歴史の中で最大の悲劇とされる戦い、血の戦争。
 ちょっと待ってそこ詳しく、な話が目白押しでした。

 ですがシリーズのストーリーとして見たときには振り出しに戻るが体感です。

 おそらくシリーズの主役であるソフィ・アンダーソンの「なぜこんなことをするのか」の原因と目的がはっきりしたから。よくわからない存在だったソフィのバックボーンが補完されたことで、今後ソフィがやりそうなことがある程度予想がつくことによる物語の範囲がグッと纏まった感を覚えました(まあ私の乏しい想像力の範囲なんてたかが知れているのですがね)。
 そうなるとじゃあどこを語り、どこを語らないのかの話ですから、自分の中での予想外が起こる可能性が下がってしまったのが“振り出しに戻る”の正体です。
 なぜなら私はLILIUMをシリーズものだと知らずに見たから笑

 今後画面に向かって「やられた!!」と叫びたいですね。叫ばせてくれ。

 そして4作見てきた中で、個人的に大きな成分を感じました。それは“家族愛”です。

 LILIUMだったら血を分けたクランの花たちへの執心になるのかな。マリーゴールドではアナベルのガーベラへの愛もそうですが、ヘンルーダに自分が人間世界の排斥の対象になってもなお向けるものだったり。TRUMPではデリコ家の兄弟愛や、アレンとメリーベルの恋模様も印象的でした。

 TRUMPシリーズ、登場キャラクターがばったばったと死んでいきますが、そこまで後味は悪くないんですよ。私はその理由が生み出された命がちゃんと愛されているところにあると思います。

 例えばダンピール。
 マリーゴールドは家族から愛されていました。覚悟を持って産んだアナベルはもちろん、ヘンルーダからも。ウルもまた然り、父にも兄にも十分な愛を注がれていました。アレンとメリーベルも愛し合っていたようです。
 穢らわしいとされる人間とヴァンプの交わりも、これまでの作品では全て双方が望んだことのもとに生まれた命だというところに精神的な汚れがないんですよね。可能性の話だけすれば一方的に姦淫して望まない命だけ産み出してしまう、みたいなことも戦争やってたらあるかもしれないじゃないですか(舞台におけるセンシティブ表現の限度に無知なので物語として語れるかはさておき)。
 確かにマリーゴールドは疎まれたかもしれませんが、家族に存在理由を否定はされなかった。この描きかたが秀逸ですよね〜。その胸糞悪さがないだけでだいぶ見やすい。

 けっこうマシュマロの方で「良い絶望を」と言っていただくのですが、絶望は希望を感じていないと深く味わえないので、初見には期待をたくさん持たせておくのがいいかと思います。なので私もたくさん期待を抱いて見ていますよ。
 私が真に絶望するとしたらこの家族愛の裏切りがあったときですかね〜。
 もう推しの演じたシルベチカなんて最初から死んでるみたいなもんだったし、絶命の瞬間も見たし。

 これでいうとまだソフィの家族については多く語られていなかったりするのでどっかで出してくるはずに決まってる(断定はよくない)。


あとがき


 もう進むしかないね〜!という勢いだけで見ています。考察とか好きなんですけど、TRUMPシリーズは設定の重さ(シリアスという意味でも装飾過多という意味でも)に振り落とされないように走り抜けるマインドなので、勢いしかありません。


 こちらを見ておわかりかもしれませんが、当てに行かずに突飛なことを考えられえる余地を楽しんでいる現在地です。どうぞお手柔らかに。

 ソフィの両の手が死に届くその日まで、見届けていきたいですね!

 ここまで読んでいただき
 ありがとうございました!

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