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太平洋フェリーに乗船してきた話(4)ついに旅は終盤へ

※この記事は「太平洋フェリーに乗船してきた話」の最終話です。まだ前の話を読んでいない方はぜひ先に読んでください。


10月5日(木)

やっと見られた朝日

タイトル画像で思いっきりネタバレしているが(笑)名古屋到着の朝に日の出を見ることができた。

朝5時半に起床、日の出は5時50分頃だそうで、昨日よりも20分遅い。西に来たなと思った。

段々空が明るくなっていく

灰色の雲にオレンジ色の光が見える。
写真では伝わりにくいこの感動、ぜひ一度乗ってみてほしい。

日が昇ってきたかな?

日の出時刻になって少し経った。
まだ昇りきるには時間がかかるかな?
若干雲が多く、風が強いので諦めて船内に戻ろうとしたら……。

情熱的な朝日!

船内入口から振り返ると鮮やかに眩しく輝く太陽!
思わずシャッターを切る。
今回の旅の中で最高の写真だろう。
スマートフォンのカメラでは精度が良くないので、実際はもっと眩しい。ぜひ一度乗ってこの感動を味わってほしい。

船内最後の食事

そして、朝7時30分に船内最後の食事をとった。
前日は大勢のお客さんで混雑していたが、この日はそこまで混んでいなかった。

食事中に何やら放送が。
どうやら有名な小島の脇を走行しているようだが、私にはさっぱりわからなかった(笑)

安全対策!

船内レストランの椅子は鎖で固定されている。
このおかげであまり自由に動かせないデメリットはあるが、揺れる船内でも安定して食事ができた。
まあ、みそ汁などの汁物はガタガタ揺れて大変だったが(笑)私は一回おぼんの上に汁をこぼした前科ありだ(笑)

いよいよ船旅ラストスパート!

食事後、部屋の窓から外を見る。

天気は相変わらず良くない

いろいろあった船旅ももうすぐ終わる。
名残惜しいので最後に入浴しよう(笑)

入浴中、船内放送がかかるも大浴場のお湯が流れる音がうるさくて何を言っているか全く聞き取れず。
もし入港30分前だったら浴室が使えなくなるので慌てて出て近くにいた方に聞いたら違ったようなので安心した(笑)
まあ念のためインフォメーションでも聞いてみたが、どうやらレストラン営業終了の案内だったみたい。焦ったなおい(笑)

それから数十分後、あと30分ほどで名古屋港に着くと放送があった。
私はもう大丈夫だが私が出たタイミングで大浴場へ入っていった人がいたので、ちゃんと入れたのか少し気になった。

それから私は急いで荷物をまとめた。
ここで皆さんに今回の大戦犯を披露暴露しよう。

親に怒られそう(笑)

お菓子買いすぎ案件!(笑)
はい、自爆するが札幌やら苫小牧でお菓子を買い込むも全然食べないで終わったものの末路だ(笑)
ただし、全てちゃんと帰路や自宅で食べきっているので、捨てたものは一つもないことを報告しておく。
まあ、地域限定品にはとても弱いのと、ちゃんと食べているので許してくれ。

荷物をまとめ、身支度を整えている間に船内放送が入った。
どうやら名古屋名物「名港トリトン」の一つである赤い橋の下を通過するそうだ。
身支度中だが大急ぎでデッキへ上がる。

見えている大きな橋が名港トリトンの一つ

通過時の動画も撮影しているが、ここでは出せないのが残念だ。

橋を通過したら名古屋港はすぐそこ!

橋を通過すれば名古屋港はもう目の前と言っても過言ではない。
部屋に戻り、身支度をしていたら、すぐに名古屋港へ着岸したと放送があった。

と言っても苫小牧港の時みたいにどうせエレベーターは混むとわかっていたので、少し時間をおいてから下船口へ向かった。

名残惜しいがフェリーはここでおしまいだ。
乗船券とルームキーは回収される……、と思いきや乗船券の半券は記念に持ち帰って良いそうだ。
半券を切ってもらい、記念に持ってかえろう。

ようこそ名古屋港へ

船を降りた瞬間、またいつか乗りたいと思った。

約39時間ありがとう

楽しかったこともあるが、後悔やリベンジしたいことも沢山ある。
日の出ももうちょっと良い条件で見たかったし、初日のラウンジショーも見たかった。
また、今回乗った「きそ」の姉妹船「いしかり」にも乗ってみたい。
欲望はつきないなと思いながら、フェリーターミナルの中へ入っていった。

いざ名古屋駅へ!

名古屋港から名古屋駅へは路線バスと電車を乗り継ぐ。
名古屋港出港時は名古屋駅から直通バスがあるが、名古屋港で下船する場合は路線バスと電車を乗り継ぐ必要がある。

名古屋港から出ている路線バスはそこまで本数があるわけではない。
フェリー入港に合わせて1本、その20分後にもう1本あるが、その先はわからない。

バス待ちをしていたら、ちょうど雨が降ってきた。
しかもバス停になぜか屋根がない。早く出てきたのに悔しかった(笑)

フェリーターミナルの最寄り駅

路線バスに揺られ約10分、あおなみ線の野跡(のせき)駅前のバス停で下車。
ここからはあおなみ線で名古屋駅まで向かう。

電車を待っている時、津波注意報が発令されていることを知った。
「あれ? 海沿いだからヤバくね?」と思ったが愛知県には津波注意報は出ていなかったため一安心だ。

そしてあおなみ線で名古屋駅へ。
時刻は丁度お昼時、まずはお昼ごはんだ。
今回は事前に調べて名古屋めしを食べようと思っていた。
ホテルのフロントにスーツケースを預けて、私が向かったのは……。

昼時なので行列!

名古屋のスパゲッティの有名店「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」!
今回は駅チカの店舗へ。

昼時というのもあって店の反対側まで並ぶ行列!
しかし回転率は速く思ったより早く店内へ入れた。

スパゲッティを頼むとついてくるサラダ

列の先頭に来た時に注文。
もちろん人気ナンバーワンの「あんかけスパ」にした。

席に案内されるとまず出てきたのは「サラダ」
どうやらあんかけスパについてくるようだ。
混雑していたので店内は撮影していないが、多くのお客さんでにぎわっており、中もレトロな感じで素敵だった。

サラダを食べ終わった頃にあんかけスパのご登場!

アツアツでおいしそう!

さすが元祖あんかけスパ、アツアツで麺とスパイシーなあんが絶妙にマッチする。
並んだかいがあった!

これは面白い!

あと、個人的に面白いと思ったのが「伝票入れ」
なんと空のスパイス缶だ! これは面白い!
入った時に「なんだこれ?」と思ったが、店員さんが伝票を入れたので「ああ~! なるほど! そういうことか!」と思わず大声をあげてしまった(笑)

不思議な発見

昼食後、本来であれば地下鉄に乗って市内にある戦争に関する博物館へ行こうと考えていた。
しかし、思ったより疲労がたまっていたため、早めにホテルへチェックインすることに。

まだ観光行けるかと思っていたが意外とヘロヘロだったようだ。
まあ、名古屋は一度来訪しているから名古屋城も行ったことがあるし、身体優先ということでチェックイン開始時間14時めがけてホテルへ。

なぜポイント1

ホテルへ向かう途中、コインパーキングを見るとあれ? と思った。
基本料金の加算が12分毎のようだ。
大体地元では10分毎とか20分毎だから、なんか中途半端だなと思った。
なんでだろう? 何か知っている方いたらコメントで教えてください。

さて、今回名古屋でお世話になるホテルは「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」さん。
なんと14時からチェックインできる。これは疲れている私にぴったりだ(たまたま)

その後はホテルでのんびりして、夕食を近くのスーパーで購入して食べた。
なんだかんだのんびりしすぎて、寝たのは日付が変わる頃だった。

10月6日(金)

乗車変更とまさかの○○!?

5時半に起床した。6時には朝食を食べたいからだ。
チェックイン時にレストランが混雑すると予想しているから6時から営業すると言われたので、だったら早めに行こうと朝食へ。

ビュッフェスタイルで名古屋めしも少し食べ、帰宅に向けて体力回復をした。

その後は特にやることもないことから予定を早めて帰ろうと思い、一度身軽で名古屋駅へ。
しかし寒い! 寒い寒い寒い寒い寒い!
「そんなに寒くないだろ」と油断して半袖で出たらめちゃくちゃ寒かった!

駅で乗車変更をして、さてホテルへ戻ろうとしたら何やらテレビの取材班がインタビューさせてほしいと。
どうやら今朝から急激に冷え込んだようでそれについてインタビューしているそうだ。
つまり半袖の私は好都合だと(笑)
まあ中京圏のテレビだというので関東ではインタビュー内容を見られなかったが。

いざ関東へ!

ホテルをチェックアウトし、名古屋駅へ。
お土産と昼食用の駅弁を買って、改札へ入ったら東海道新幹線が遅延していた。
どうやら架線に飛来物があったようで、最大20分近く遅延していた。

一部列車は発車番線変更もされていたが、私の乗車した名古屋始発のこだま号は特に発車番線の変更はなかった。ただし出発は遅れたが。

関東へ帰ろう

帰りはのんびり「こだま号」で帰る。
何も急いで帰る理由はないからだ。

こだま718号東京行き

11時40分頃、定刻より遅れて「こだま号」は発車。
ゆっくりと名古屋を後にする。
のぞみは絶対に通過する静岡県内をこぼさず停車し、何回ものぞみに抜かれ、時間をかけて東京を目指した。

車内では途中アクシデントが。
私は荷物が大きかったため車両最後部の特大荷物スペース付き座席を予約していた。
しかし私しかいなかったはずなのに特大スペースになぜか見覚えのない荷物が……。
しかも途中駅から特大荷物スペース付き座席を予約した人が乗車してきて、荷物が置けない事態に……。

おかしいと思った私はすぐに乗務員室へ行き、車掌に相談。するとすぐに車掌が対応してくれて、荷物の持ち主に話をしたという。
東海道新幹線は数年前から特大荷物を持ち込む際に特定のスペースを予約しなければならないが、まだまだ浸透していないなと思った。

長いようで短い旅

そうこうしているうちに東京駅へ到着した。
ここから山手線に乗り換え池袋駅へ。

池袋の東武百貨店を見ると安心する

池袋駅からはラビューで一気に飯能へ帰る。
ちなみにこちらも予定を早めたため乗車変更をした。

長いようであっという間だった旅行。
地元・飯能が見えてきた。

16時ちょうど、最後の乗車電であるラビューむさし号飯能行きが走り出す。
ラビューはあっという間だった。
順調に走っていき……。

やっと着いた

16時43分、飯能駅に到着した。
月曜日に出発して金曜日に帰宅。
長いようで短い旅が終わろうとしていた。

母が仕事で迎えは17時以降と聞いていたので、まずは飯能駅南口へ。
いつも参加している「金曜スタンディング」の仲間へ名古屋のお土産を渡した。
突然現れた私に彼らも驚いていた。

そして17時過ぎに母が車で迎えに来てくれた。
4日ぶりの再会。LINEでやり取りはしていたがやはり親がいることの安心感は全然違う。

17時30分頃、自宅へ帰ってきた。
あっという間の5日間、本当にお疲れ様でした。

この物語はまだ終わらない

これで5日間の旅のレポートは終わった。
しかし、この物語はもう少しだけ続く。
次回、いよいよ最終回!
もう少しだけお付き合いのほどよろしくお願いいたします!

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