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100分の1の3乗でオンリーワンになる#50
最近聞いた話の備忘録です。
マーケティングにもキャリアにも当てはまる100分の1の3乗理論。
学術的なマーケティング理論ではなく、カンブリア宮殿にも出られたある中小企業の社長さんのお話がソースです。(*^^*)
中小企業に陥りがちなイキナリ100万分の1を目指すこと
私は普段中小企業支援の仕事をしているのですが、キラリと光る技術があっても、埋もれてしまっていてなかなか社会に評価されず、業績が苦しいと言うパターンをかなり見てきました。
その原因は、ある分野においてだけ100万分の1のマニアックな技術を磨いてしまいがち、ということです。
「戦略」とは戦うことではなく「戦うことを略する」こと。
できることなら戦いたくない。レッドオーシャンでなく、ブルーオーシャンに到達するために戦わなくてもいいオンリーワンを目指すと言うのは誰もが考えることです。
そこで出てきたのが100分の1の3乗理論です。
さかなクンの100分の1の3乗
そこで例に出されたのがテレビでお馴染みのさかなクン。
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彼にとっての100分の1の3乗は、
①魚についての知識がすごい
②絵がうまい
③魚の料理が上手
ということなのですが、
①魚の知識は凄いと言えど、全般に対して詳しいだけで、
個別分野においては学者に遠く及ばない
②絵はうまいが、絵のみ単独で活躍できるほどの腕前ではない
③料理は上手だが、プロの料理人ほどではない
①②③の単体で見れば言い方はアレなんですが、、どれも中途半端なんですね。
でも、その3つの100分の1が掛け合わされると100万分の1、つまり唯一無二になるわけです。
私自身の100分の1ってなんだろう?
そこで、自分自身の問題として、私自身の100分の1ってなんだろう?って考えたわけです。
以前の私は自己肯定感がマイナス無限大みたいな人間で、自分みたいな価値のない人間は消えたいなんて思ったこともありました、、。
しかし、自分なりに経験や努力をする中で、少しずつ自分の軸ができてきたわけです。
自分の「100分の1」は自分で気づいていないことの方が多いのです。
私なら、、
①中小企業診断士
②京都のことや歴史や文化が好き
③40過ぎての幼児育児、子育て真っ只中
どれもその道を極めた人からすると笑われる位取るに足りない、特に③なんてキャリアにとってマイナスと思われがちだし、とても自慢できるような子育てなんてできていない。
でも子育てはキャリアにマイナスどころか子供がいるからこそ新たな視座が得られてキャリアに変革を起こせることは子連れMBAで学んだこと。
一つ一つはたいしたことないんです。でも①②③がそろう人なんてそうそういないかもね笑
、、ということで、私でも100万分の1位になれるかも、と言う勇気を貰いました。
まとめ
何か1つのことに1点集中し完璧を目指すと言うよりも、得意や強みが3つくらい掛け算されれば最強になると言うことを知りました。
強みや得意は完璧や1番でなくてもいい。
人と優劣を比べなくていい。
いくつも掛け合わせることで「その人らしさ」になります。
その人をその人たらしめる「なにか」はインサイト(行動を促す潜在的な欲求のスイッチ、言葉にならない気持ち)になり、誰かを動かします。
気づかなかったり言語化できていなかったりする自分の100分の1はいつも自分の身近にあります。
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