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「資本主義の中心で、資本主義を変える」清水大吾 読書会レビュー #20

子連れMBAで書籍の読書会があり、アーカイブ参加させていただきました!

今回は話題のゴールドサックスマン出身の清水大吾さんの「資本主義の中心で資本主義を変える」

何よりも驚いたのが、その読書会に
なななんと、著者の清水大吾さんご本人が参加されたということです!!!!Σ('◉⌓◉’)

さっすが子連れMBA!\(//∇//)\

なお、アーカイブは子連れMBA会員のみ公開ですが、「資本主義の中心で資本主義を変える」は荒木博行さんのVoicyチャンネル① 、
でも紹介されているので、よかったらどうぞ。

荒木さんのVoicyでは①②で一万回以上再生されています。(^^)


資本主義とは何か

本書では資本主義は「所有の自由」×「自由経済」であると端的に表現しています。

所有の自由とは、日本史の教科書で「墾田永年私財法」ってありましたよね?(°▽°)
土地を耕して頑張れば頑張るほど、自分のものになるψ(`∇´)ψ

所有の自由によって人間が本来持っている欲望を刺激自由経済により、より良いものを作り、多くの富を得ようとする。

それが、結果的に「競争原理」を生み出すということです。

どこかで習った当たり前の事なんですが、改めて聞くと、そうだよなぁと思います。

図はひとむすびが作成

資本主義社会の弊害

資本主義の弊害は下記の図のとおり
「資本の暴走」「格差の拡大」「環境の悪化」

いずれも資本主義によって利益を獲得しようとする時間軸の短期化が要因と言えますが、それとなくわかっておられる方も多いと思うので、ここでは詳しい説明は割愛します。

是々非々で考えられない忖度文化による資本主義の機能不全


資本主義とは何かで述べたように、資本主義の基本は「競争原理」です。

目線を日本の資本主義に向けてみます。

日本には良くも悪くも忖度と言う文化があります。その文化が資本主義経済に負の影響をもたらしている、と言います。

例えば日本の上場企業でよく見られる政策保有株式というものがあります。いわゆるお付き合いで株を持つということ。

本来であれば厳しい株主の目が成長エンジンとなるはずが、実質的に働かない。つまり競争原理も働かず日本の競争力は低下します。

また競争力低下となるばかりか牽制機能が働かず不正に手を染めても誰も何も言わない、「是々非々で考えられない」日本企業の弱点が昨今とみにあぶり出されてくるようになりました。

私でさえも極めて黒に近いグレーなことを「幹部との過去から付き合い」どうので黙認されそうになった現場を見たことがあります。

ここから私の私見になるのですが、
接待など仕事外の付き合いに顔を出しにくい女性や子育て世代が「忖度文化から構造的に排除」
されたこともオジサン資本主義を生んだ要因になっていると思います。

お金の流れを根本から考える

では忖度を解くにはどうすればいいのか。

簡単に言うと「緊張関係」があればいいわけです。「空気を読めない人」がいれば「空気」は変わります。

それは文句を言ったり和を乱す人を入れると言うことではなく、馬鹿者、若者、女性など、
同質性を薄めることで、ゆるやかな緊張感が生まれると思うのです。

“チェンジ”はグーチョキパー理論で

それでは空気の読めない私たちオジサン資本主義にどっぷりつかった組織をどのように変えればいいのか。

本書の中にはないのですが、読書会の時に清水さんが教えてくれたグーチョキパー理論が最高に分かりやすかった・:*+.\(( °ω° ))/.:+

たとえば組織で強大な権力がある人に、こちらがチョキ✌️の手をして立ち向かっても相手はグー✊の手をしているとどう頑張っても勝てないんです。(^◇^;)

でもパー✋の人を味方にしたらどうでしょう?

こちらは✌️ですから✋の人はコントロール可能です。✊は✋には勝てません。

例えば、普段は昭和の価値観を押し付けてくる厳しい上司も自分の孫には甘かったりして笑😆

グーチョキパー理論は相手を打ちまかすというより、迂回的アプローチにより組織や人を変えることが可能であると言うことを示唆してくれています。

グーチョキパー理論を成り立たせるためにも、たくさんの仲間を持つ。そして自己内多様性を持つ。それがチェンジにつながる!

今回、子連れMBAの読書会であらためて学ばせていただきました!

子連れMBAのCM

子連れMBAではこのように会員向けの自発的な読書会もしています。

そして3月30日(土)には私の人生を変えたとも言える大好きな理論、エフェクチュエーションにまつわるイベントも京都で行われます。

ご興味ある方は、ぜひ(^.^)

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