「杜の都は不思議のまち」第11話
6月2日(木)の河北新報夕刊に、「杜の都は不思議のまち」の第11話が掲載されました。写真を拡大すると、お読みいただけるかと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
※作者本人ということで、紙面のSNS投稿のご許可をいただいております。
愛宕山の千体堂から消えた千体仏を追って、柳町の大日如来を訪ねた樹。しかしそこに千体仏はいませんでした。
郷土史家の叔父・紡に導かれ、次の場所へ向かうはずでしたが、紡が怪我をしてしまいます。
紡を気遣った樹は、一人でその場所へ向かおうとします。
――その場所の名は、光禅寺。
どういうお寺かと尋ねた樹に、紡は、政宗公が青葉山に城を築いたとき、仙台城の鬼門鎮護の役割を担わせた寺であると教えます。
光禅寺の由来を知った樹は……。
光禅寺は、実際にあるお寺です。
まだ新しい本堂は、以前の本堂が東日本大震災で被災したことから、平成24年に建て替えられたものとのこと。
参道入り口にたたずむお地蔵さんは、政宗公の命により青葉山から運ばれてきたお地蔵様だそうです。
このエピソードを、本郷けい子さんが素敵な絵にしてくださいました。
実際、どんな風に運ばれてきたのかは謎ですが、そこはめいっぱい想像力をふくらませて(笑)
早いもので、「杜の都は不思議のまち」は、あと2話を残すだけとなりました。はたして、千体仏は見つかるのか? 千体堂から消えた理由は?
最後まで、お楽しみいただければ幸甚に存じます。
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