見出し画像

11月のいろいろ

11月は忙しく、休みが3日間のみでした。
去年のコロナ初期の仕事ゼロ期間を思うと、本当に極端なスケジュールで、こういう時いつも頭の中で「あるとき〜、ないとき〜」と、なるみの声が鳴ります。(関西のCM)


ということで、11月の振り返り。カルチャー摂取は手薄状態なので、お仕事から振り返ります。


【演奏編】


堀秀彰pianoさんとツインピアノのライブ@蕨Our Delight
いやー楽しかったです、スタンダード、オリジナル、色々演奏しました。
一見スタイルは違っていても同世代、通った時代は同じで、一通り聴いているものや時代の前提が一緒というところがあって、演奏していて「戦友」という感じを勝手に感じていました。当たり前のように2台ピアノライブをブッキングできるお店があるって、本当に幸せなことです。リズム・セクションの中でも、ピアノは持ち込みが不可能ですからね。
次回ツインピアノは3月、なんと橋本一子さんと共演です。わー!

画像1


・栃木県さくら市でのアウトリーチ公演ツアー
先に出した体育館のピアノの記事を沢山読んで頂いており、本編については後で書くと言いつつ、その他の原稿が色々重なって書けてませんでした。そろそろ書きます。


かみむら泰一tenor saxさんと神戸でデュオ@神戸gallery zing
泰一さんは、本当に本当に素晴らしいプレイヤーでずっとリスペクトしていますが、パラレル・トーナリティという可能性を教えて頂きました。
譜面を送られてきた時にはぶっちゃけ全く意味わかりませんでしたが、リハで酔いそうになって、本番で徐々に慣れてくると「これはMCUでいうところのマルチ・バース展開では」と気付き、そこから少し耳が開いていきました。書いていて全く意味がわかりませんが、とりあえずジャズの自由な思考には際限がないということを改めて感じた機会でした。次回は1/22成城学園のブールマンでご一緒します。

・ワークショップ
スケジュールに載せていなかったのですが、私と夫の橋爪亮督tenor saxの門下生を集めて、ジャムセッション形式のワークショップ会をしました。
以前は定期的にやっていたものの、コロナ禍になってから開催できていなかったので、新顔も増えてとても楽しい会でした。
音楽を愛して楽器に取り組む人が集まる機会が、コロナ禍で相当減っていたのだなと、アマチュアの人は職場の制約などで自粛もあったでしょうから、ストレスも溜まっただろうなと想像します。
他のジャムセッションなどで見ていても思うのですが、ジャズを愛好する人が集まる場所って、社会から解放された、年齢や立場と全く関係ない付き合いができる場として機能していて、良い息抜きになっているんだなと、見ていて思います。


【書き物編】


今月連載はこちらです。

【西山瞳の鋼鉄のジャズ女】第46回 メタルを通過したプロジャズマンへのインタビュー第2弾――ビリー・シーンからジャコパス好きになった織原良次 | 連載 - Mikiki https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/30316

編集さんに「メタル連載のわりにジャコが多すぎる気がするんですけど、面白いのでいいです」と言われました。ジャズ・ミュージシャンには周知の事実ですが、織ちゃんはいつもこうなんです…m(_ _)m
しかし、高校のお友達、JUDY隼さんとそのお母様、素晴らしい方々に出会えて今の彼があるんだなあと思いました。
ミュージシャンに歴史あり。ぜひ読んで下さい。

その他、また後日案内しますが、ノルウェーのEspen Berg Trioの新譜『フィヤーレ』のライナーノートを書いています。12/15発売ですが、予約が始まっているのでぜひどうぞ。



【見たもの編】


今月、映画は一本しか観れませんでした。

『エターナルズ』

楽しみにしていたMCU新作。
私、クロエ・ジャオが描くものは本当に素晴らしいと思うし、配役も良ければ画面構成も美しいしお話もキャラの描き方も新しく素晴らしいんですけど、『ノマドランド』がどうにも入り込めなくて、『エターナルズ 』も同じような印象でした。良かったんですけど、なんか自分にフィットしない感じって、そりゃ表現者だから合う合わないありますよね。マイケル・ベイだと話が全く意味わからなくても、なんか好きだったりするし。
『エターナルズ 』で色々言われている多様性については、登場にエクスキューズを全くつけないところが本当に新時代を感じました。こうやって当たり前になっていけばいいと思います。『キャプテン・マーベル』なんかは、MCUだと凡作の類に入れられているかもしれないんですけど、女性の枷を破壊する描写に溢れていて、MCUであんなに個人的に大事になった映画もありません。
MCUの作り手たちは、表現がより良い世界を牽引していくと信じて発信していることが強くわかりますし、この後の世界も本当に楽しみです。

しかし、ジョン・スノウとロブ・スタークを並ばせるのは、嬉しいけど結構ノイズになりますね。オタクの悪いところ…


『東京リベンジャーズ』アニメを一気見しました。

それもこれも、栃木のアウトリーチで「Cry Baby」を毎日演奏したからなんですけどね。演奏するのに元のアニメを知らないのも何だなってことで、ディズニープラスにあったから見たら面白くて、スマホにDLして移動中にずーっと見てしまいました。
しかし、ヤンキーとか暴走族とか、前時代のことだと思っていましたけれど。、今の子どもにはどう見えるのでしょうか。これが今流行ってるって、ちょっと不思議です。面白いですけどね。


その他、この11月はこれからの準備を2つほど始めまして、一つは来月のトリオで演奏する曲の作曲。新しく実現したいヴィジョンがあり、少しずつ動いていこうと思っています。その第一弾として12/17にトリオのライブをするので、そこに向かって作曲しています。

もう一つは、まだ秘密なんです。こちらはそのうち。



12月、1月演奏スケジュール(オフィシャルサイト)



記事や音楽を気に入って下さったら、サポート頂ければ嬉しいです。今後の活動に使わせて頂きます。