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ランチとマスク

今日は家族で公園まで出かけた。
途中、お昼ご飯にラーメン屋へ。
学生時代よく通った場所。
チャーシューがとても美味しい。

到着したら満席。
名前を書いて外で待つように言われる。
「お庭には入らないようにしてくださいね」
そうなんだ、、、
今考えればちょっと高圧的だなとは
思った。

外で待つ。
待ちのお客さんが他にもやってきた。
住宅を改装して
お店にしている一風変わっている。
お庭も手入れされて素敵だ。
もともと別の場所にあったこのお店。
移転してから初めての来店。
今は民家を改装して営業している。
ちょっと変わった風貌だ。

メニューを見て作戦会議。
だんだん懐かしさが込み上げてくる。
学生時代
あの子と行ったっけなー
あんなことあったなーこんなことあったなー
とぐるぐる回想しては
期待が増していく。

いざ名前を呼ばれ入店。
「マスクはお持ちじゃないですか?」
女性の店員さん。さっきのお庭の件もその女性だった。
私はしていたのだが
子供と夫はしていない。
「はい、ありません」と夫。
ちょっと呆れた顔をして
マスクをとって夫に差し出す。
「お食事以外はマスクでお願いします」
夫渋々マスクをつける。

うちの夫はマスクには懐疑的な意見を持っている。
マスクをつける人
マスクを強要する人
をちょっと呆れた目で見ている。
(私に対しても)
子どもたちの感染対策も「間違ったこと」だと

席について一言。
私が楽しみにしていたから
我慢してマスクつけたけど
本当だったら帰りたかったと。
マスクをつけないと入店拒否なら
こちら側も入店する気はなく
そう言う行動によって
お店に気がついて欲しいのだそうだ。

実際、夫が言うように
小さな小さなものを防ぐのに
それより大きな網目のマスクが有効なのかは
正直疑ってみている、私自身。
しかし、今置かれている全世界的な空気感。
公的機関や店舗を運営し経済を動かすのに
何かわかりやすい手立てが必要なのも
何となくわかるのだ。

ついでにお店の女性は
子どもの行儀悪さを
何度も注意し
夫のイライラはマックス。
夫はその店を嫌いになろうと
しているようだった。

確かにうちの子は行儀が悪い。
いつも周りにしかたない目で
許してもらっている状況だ。
何度も注意することで
親にわかってもらいたかったんじゃないだろうか。。。
夫と考え方はあまり違わない気がするのだが。。。

そう言ったそれぞれの考えで
人と人が分断し、対立構造になるのが
たまらなく悲しい。

10数年ぶりのラーメンはとてもおいしかった。
本当に美味しかったが
何だかピリピリした空気を一掃したくて
大袈裟に感じているようにも思う。
我慢して付き合ってくれた夫に対する気遣い。
本当なら「また来ようね」と
話すところだが
夫は二度と来ないだろう。


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