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2023年秋終盤の日記(11月5日~11月12日)

■11月5日(日)
『RE_PRAY』を拝見する。前日と構成の変わった『阿修羅ちゃん』が始まった時、っていうか、『阿修羅ちゃん』だわーーと気づいた瞬間の観客の皆さんの歓声の爆発ぶりが、ちょっと忘れがたいほどに胸に沁みた。

帰りに大宮のそごうのデパ地下に寄ってみたところ、素晴らしく美味しそうなものがたくさんタイムセールによって値引きされており、あれもこれもそれもと買い込んだ。

■11月6日(月)
先日、大学時代の友人と会った。多分2人だけで会ったのは大学時代以来かも……という具合だったのだが、それでも何も変わらず普通に楽しい時間を過ごせ、大変に嬉しかった。当時好きだなあと思っていた友人を、久しぶりに会っても今もやっぱり好きだなあと確認でき、心穏やかな時間に。まあこれまでも年に1回くらいは会っていたんだけど。

私は小学1年生の子の親としてはまあまあ高齢(言い方!)だ。友人も今結構小さな子どもを育てているので、「高齢感と育児」という点についてしみじみと分かち合い、ものすごーーーくすっきりした。

突然、味噌汁の具だけを箸でつかみ、白米の上に乗せて食べ始めた友人に、「いつもそうやって食べてるの?」と聞くと、爆笑しながら「いや、こんな食べ方初めて。おかしすぎる。もうすべてがこんな感じでおかしい(笑)」と突然の奇行に自分でも驚いていた。でも、それ、わかる!「高齢と育児」という、友人知人のなかでなかなか同じ属性の人が見つからないものに私たち2人ともがいることをお互い完全に理解しあえた。友人の奇行ぶりにはシンパシーしかなく、ひしひしと私の胸に沁みわたった。秋は、いろんなことが胸に沁みる。

■11月7日(火)
子どもの学校がお弁当持参の日だったので、ついでに夫(会社に持参)と私(自宅用)のも作る。お弁当を作っておくと、自分の昼が楽だと気づく。それに、なんだかちゃんと家事している感があって、精神衛生上もとてもいいと思う。

そういえば先日小学校の給食試食会があったので、はやる気持ちを察知されないように抑え、出席してきた。子どもの学校の給食が美味しいという噂なので、大変に楽しみにしていたイベントだ。それにしても私、ママ友とかほぼいないのに、どこでそんな噂を聞いたのだろう、というのが謎。

楽しみにしていたとはいえ、こういうものって当日になるとちょっと気持ちが引っ込んでしまう。保護者に知っている人はほとんどいないし、家を出る時間の調整も難しいし。早く着きすぎたら現地で手持無沙汰だ。スマホを見ているのも感じよくないかもしれないし、読書もなんかちょっと感じ悪いかも? かといって遅れるわけにもいかない。徒歩でスピードをコントロールしながら、5分前に教室に到着。ちょうど、半分強くらいの人が来ている様子。今日の時間調整は完璧だ。

給食は、とてもおいしかった。本当にとてもとてもおいしくて、私も毎日ランチとしてお持ち帰りしたいなー(もちろん有料で)と心の中で強く思う。
そういえば、保育園のときにも同じことを思っていたんだった。小学校も保育園も、校内や園内で給食を作ってくれているので、あたたかいしとてもおいしい。栄養素などだけでなく、年中行事や地元食などについてとても考えてくださっていて、給食関連の皆様にはただただ頭が下がる思いだ。

すっかり忘れていたが、「子どもの小学校は、給食がおいしいところがいいな」と結構強く思っていたことを思い出した。多分、宮下奈都さんの『神さまたちの遊ぶ庭』を読んだからだと思う。ちなみにこの本は、私の人生で大好きな本ベスト3に入る。

そんなこともあって、全国の「給食がおいしい小学校」を調べたりもしたのだった。給食がおいしいことは多分とても大事で小学校を選ぶひとつの大きな指針だ、と本気で思っていたし今も思っている。とはいえその後給食のおいしさ調べについては忘れたまま今の小学校(普通に地元の学区の学校)に通い、結果、その給食がおいしくてとても幸運だったし、とても嬉しく思っている。

保護者の試食が終わった後、子どもたちの教室に行き、給食を食べている様子を見学。小さい子たちがそれぞれにごはんを食べているのはただただかわいく、なんだか感動さえしてしまいそうだった。これが周囲を気にしなくていい状況だったら、ちょっと泣いていたかも。なんだろう、本能の食欲というものを満たしているところなのだけど、本能だからこその無垢で純粋な欲望って感じで、とてもピュアなものに接している気がしたのだ。これまでは話したことのなかった保護者の皆さんともお話しでき、波長が合いそうかも、という人たちとも知り合えて、幸せな満腹の心身で帰宅した。

■11月8日(水)
子どもの習いごとに行く道の途中、いちょうがたくさん植わっている道がある。葉っぱが黄色く色づいてとてもきれい。でもでも、子どもは「くっせー」と言っている。確かに結構なスメルだ。

■11月9日(木)
学童から習いごとに送っていくとき、おやつとしておにぎりを持っていく。いつもは昆布のおにぎりにしているのだけど、今日はスライスチーズを混ぜ込んだ昆布おにぎりを渡してみた。作ったばかりでまだ温かくスライスチーズが少し溶けているのを見て「ヨーグルト?」と子どもは不審な表情。「いや、おいしいやつだから食べてみて」と手渡す。しばらくすると、「めっちゃうめーーー」と。新しい喜びを知った子どもを見るのって、とても楽しい。

■11月10日(金)
午前中、リモートでインタビュー。とても穏やかにお話を聞けて、充実。

午後は、読書と仕事の準備。X(旧Twitter)を見ると、『RE_PRAY』のオフィシャルプログラムが皆様のお手元に届き始めているよう。ドキドキする。

■11月12日(日)
生まれて初めてコストコに行く。大変に楽しい世界をまたひとつ知ってしまったという思い。


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