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ミーシャのオンライントークに、盛り込み切れなかったこと。

昨日、第1回フィギュアスケーターオンライントークが開催され、ミーシャ・ジーさんにお話をうかがいました。

たくさんの方々に視聴いただきまして、ありがとうございます。

できる限り多くのお話を、と予定時間をオーバーさせていただきつつお話をうかがっていたのですが、時間オーバーにも限度がありまして……トークも終了となりました。

ミーシャとは、昨日のトークの数日前に、Zoomで打ち合わせとリハーサルをしています。
その時にすでにいろいろなお話が出てきていたので、「じゃあ、当日、その話もよろしく」という感じでスタンバイしてもらっていたのですが、その、スタンバイ話のいくつかを披露しきれませんでした。

ということで、トーク後にミーシャに確認をとって「OK」をもらいましたので、以下、スタンバイしていたけど披露できなかったいくつかのミーシャエピをご紹介します。

1.猫のオレンジのこと

トーク中にもオレンジの話が出てきて、ひと笑いふた笑いした感じでしたし、オレンジについての質問もたくさん来ていましたが、実は、このオレンジがミーシャの家に来たときのストーリーも用意いただいていました。

数か月前、ミーシャがリンクで練習していると、お母さんから「猫の声がするから帰ってきて」との連絡が来たそうです。急いで帰ると、家の前の大きなゴミ箱(ゴミ収集車に集めてもらうための、高さ1.5メートル、長さ3メートルくらいの巨大なもの)の中から、猫の声がする、と。
お母さん1人でゴミ箱に入ったら、隣人が気づかずにふたを閉めてしまうかもしれない。だから、息子であるところのミーシャを呼び、ミーシャが入ることになった、と。

巨大ゴミ箱の中から猫を発見するのにもものすごく時間がかかったし、見つけたあとも、猫はおびえてミーシャのところに来てくれなかった。そこで、ミーシャは「猫の捕まえ方」をネット検索して、箱を用意してそこに猫を誘導して、その箱ごと捕まえる、という方法をとって救出した。それが、オレンジだそうです。

その後しばらく家で飼っていたけれど、いつの間にか逃げてしまって姿を見せなくなってしまった。でもまた少し前から、近くをうろうろするようになったので、玄関を開けっぱなしにして、猫が自由に出入りできるようにしたり、と少しずつ少しずつ馴らしていき、今はミーシャの家のペットの猫ちゃんになったそうです。

オンライントーク前、「オレンジは連れてこれない?」と聞いてみました。ですが、「オレンジはとにかくすばしっこくて走り回っている。それにもしこの部屋に来たら、僕がずっと足元とかテーブルの下とかを動き回って落ち着かないと思うんだよね」とのことでした。

話はそれますが、先日、とある北米のスケーターにZoomでインタビューしたのですが、その方も、インタビュー中に「あ、ごめん、今、僕の犬が来ちゃったよ。あははは」と言っていました。足元にはゴールデンレトリーバーのような大型犬が、嬉しそうな(?)顔でこっちを見てしっぽを振っている様子が見えて、というようなこともありました。

2.電気ポットの話

ほかに、家ではキャラメルラテを作って飲んだよ、写真も送ってくれていました。その写真、よーく見ると、そのコーヒーのマシンの右のマシンらしきものに、日本語のシールが見えます。

ということで、「この日本語のものは、なに?」と尋ねると、「あははは、これは、コーヒーメーカーじゃなくて、隣に置いてある、電気ポット(湯沸かしポット)だよ」と。

「日本語が書かれているけれど、日本で買ったの?」
「そう、今年初めに横浜に行ったときにね。このポットは、お湯を沸かしたあと、保温するのは、魔法瓶で、なんだ。普通の電気ポットって、保温にしておくとときどき再度沸騰させたりするんだけど、僕は、魔法瓶のがよかった。そういうの、日本にしかなかったんだ」とお気に入りの様子でした。これで、紅茶を飲んでいるそうです。

3.ミーシャの着用していたメガネ

オンライントーク当日、ミーシャはメガネを着用していました。

実はこのメガネ、リハーサルの時のとは別ものだったんです。「メガネが結構反射していたから、反射の少ないものに変えたんだ」と。

オンライントーク中にも、自身の正装についてのオピニオンを聞かせてくれましたが、それに通ずるものがありますよね。

昨日のお話を思い出しながら、あさってから始まる新しいシーズン、ミーシャがかかわった音楽を聴くときにはさまざまに思いを馳せてしまう、また、大会のリンクサイドのミーシャを見たらあれこれとチェックしないではいられない、そうなっちゃうんだと思います。新シーズン以降の、新しい楽しみがまたひとつ増えました。

ということで、ミーシャさんにお話をうかがった、第1回フィギュアスケーターオンライントークについては、このくらいですべて終わりとなります。

ただし、このトークでのミーシャの発言の一部は、また別の雑誌で再度掲載する予定です(ミーシャにご了承いただいています)。お伝えできるときが来たら、またご案内いたします。

では、今回ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

また今後もフィギュアスケーターオンライントークは続いていきますので、よろしくお願いいたします。




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長谷川仁美/文筆家、ライター
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