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『マグノリアの花たち』を観て、映画レビュー

1989年/ハーバート・ロス監督

ずっとマイリストに入っていて、観たいな観たいなと思いつつ観ていなかった映画

今日は何の映画を観ようかしらと、出演者の名前をみると
わたしの大好きな、ジュリア・ロバーツが出ている!!!!!

すぐに再生し分かった、
あっこれは絶対わたしが好きな映画ですわ
もう私の大好きな映画コレクションに入るやつや、と。


何から何まで可愛くてやっぱりこの時代はとんでもなく可愛いで溢れておりますなぁ
画面の隅々まで好きですわ、最高ですわ

スピード感もあって観やすかったのも良い!

物語自体は6人の女性を中心に描かれていて、
6人の関係性が素晴らしいのなんの

ああ私が求めている人同士の関わり合いはこういうものだと目の当たりにした

ワイザーはみんなの嫌われ者なのにどこか愛らしく、本人も憎まれ口ばかりでなかなかイカつい女性。だけれど、そこにはいつも裏や偽りはなく彼女自身である。愛があり友人を思いやれるめちゃめちゃ可愛げのある女性だ。

クレイリーはお金持ちなのを隠しもしないが、ひけらかさず、優雅でユーモアがある。偉ぶるわけでもなく私がおもう“お金持ち”という言葉に相応しい女性であった。初対面の人にもジャッジをすることなく自分の立場を笠にきらずに人の事情に踏み込みすぎず、愛を忘れずに分け隔てなく人と接する女性だ。

トルーヴィはいつもニコニコしていて、大らかで、表現としてはっきり出るときもあるが嫌味がなくとてもいい具合のバランス感があった
近所に1人はいて欲しいなぁこんな人っていう感じのオシャレママさん、気さくな女性という感じだった。

アネルは最初はオドオドしててアメリカ映画でよくあるおとなしい女の子かと思ったが、
すぐに急成長し1番変化が激しかったように思う。目に見えて派手になったかと思ったらまた少し元に戻り神様への信仰心が厚くなり周りの友人に良い印象を持たれていないこともわかっているのに、それでも友人を大切に思い自分なりに愛を伝えた。
ここですごく好印象だったのが、友人を好きでいること。神様のことで小馬鹿にされているのは事実として知っているが、小馬鹿にしている部分ひっくるめて丸ごと友人たちが自分を愛していることを知っているところが素晴らしい関係性だと思った。

マリンはとてもとても素晴らしい母親だと思った。母はこんなにも子を思っているのかと最後まで感じさせられる。
女優のサリー・フィールドさんの演技が凄すぎた。他の方ももちろん素晴らしいけど、敢えて言いたいくらい凄いと思った。
ぜひ観て欲しい。

シェルビーは愛らしくキラキラしていて娘であり、女性であり、女の子であり、母であるのだと思った。
ジュリア・ロバーツが大好きすぎるから全てが良かった。発作のシーンが圧倒された。
やっぱり名が残る女優はとてもとても凄いのだと実感した。思わずうわぁ…と声が漏れた。

この映画全てが本当に大好きだと思った

言葉で言い表せない心にスクッと入っていく細やかなところが多く説明しきれない。
全てがハートが和らぐものだった

久しぶりにこんなに自分好みで、感動して、人生のエッセンスになる映画に出会えた。

観終わった後、幸せで胸がいっぱいだった。
涙が溢れてた。

DVDとして欲しいなぁ、私にはとてもとても好きな映画だった。

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