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私が「エネルギーバンパイア」を卒業した話


いつの間にか、当たり前のニュースとなっているコロナウイルス。


外に出るときにはマスク。
建物に入るときには消毒、検温。
飲食店にはパーテーション。


どれも違和感無く、ニューノーマルがノーマルになっています。


オンラインでの会議や講座も、当たり前。
家にいても、仕事ができる時代。


そして、一つの会社に縛られない働き方。
副業、複業をしている人や、個人で起業する人も増えました。


私もそんな一人です。


今までの私は、毎日朝から晩まで働く。
安定した収入を得て、週末は家族との時間も少しある。


それで満足していました。
いや、満足はしていなかったけれど、それが普通だと思っていた。


毎朝、眠い目を擦りながら起きる。


なかなかご飯を食べない子どもを、怒る。


トイレに行ったばかりなのに、汚れたオムツを交換する。


子どもを急かして、家を出る。


暴れる子どもを、チャイルドシートに押し込む。


保育園で、泣き叫ぶ子どもを引き剥がす。


後ろ髪を引かれながら、走って園を出る。


焦る気持ちで車を運転する。


駐車場から走って出勤する。


スマホで通知やSNSをチェックしながら、昼食を食べる。


作り笑顔で、退勤時間までにタスクをこなす。


頑張ったけど、今日も時間内に仕事が終わらなかった。


「残業できず、すみません」と上司や同僚に頭を下げ、急いで保育園に向かう。


保育園から帰りたくない、と走り回る子どもを捕まえる。


子どもをどうにかチャイルドシートに押し込む。


なかなか家に入ろうとしない子どもを、やや強引に家に入れる。


洗面所まで連れて行き、一緒に手を洗う。


泣き叫ぶ子どもをなだめながら、夕食を準備する。


夕食をかき込み、片付けながら子どもに「早く食べて」と言う。


暴れる子どもを押さえて、歯磨きをする。


嫌がる子どもを浴室に連れて行き、服を脱がす。


泣いている息子の身体を、素早く洗う。


お風呂で遊ばせながら、自分の身体を素早く洗う。


ザッと湯船に浸かったら、すぐ出て自分の身体を拭く。


お風呂上がりに、床にされたおしっこを拭く。


子どもの身体を拭き、薬を塗る。


服を着せて、自分の髪を乾かす。


一緒に布団に行き、絵本を読む。


電気を消して、寝かしつける。


いつの間にか、子どもと一緒に寝落ち。


夜中に起きて、洗濯する。


明日の保育園の荷物を準備する。


夫と少し話してイライラして、そのまま就寝する。



私の頭の中で、常に秒針が動いている。

時間に追われている。

ゆっくりする時間なんてない。

それが普通。

ワーママならみんなこう。

私だけが頑張っている訳じゃない。

だからこのまま、どうにか毎日を乗り切るしかない。

この生活に、疑問を感じる余裕もなかった。


いつかは二人目の子どもが欲しいと思っていた。

でも気付いたら、半年近く生理が来ていない。


毎日常にイライラ、溜息ばかり。

誰といても楽しくない。

夫の顔を見るだけでイライラする。

子どもと二人になるのが辛い。


そんな風に思ったこともありました。


でも、今は違います。


長くなったので、続きはまた後日。



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