春のこころは忙しい

2022年3月19日 14:43

いつからか春という季節が憂鬱を連想させるものになりました。

ただ道を歩いているだけでなんだか取り残されている気がしてくるんです。
気が、しているだけなのだけれど。

自分にまとわりつく世界が一年を通していちばんキラキラと光る。

相対的に、自分が暗くなっていって、
気づいたらなんだかじぶんで作り上げた暗闇に引きずりこまれそうになったりして。

春にやな思いを残してきた訳ではありません。どちらかというと綺麗なやさしい日を思い出す。

じぶんの中に一枚一枚重ねてきたものが、一枚一枚重みとなって歩きづらさを感じさせるのかもしれません。

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桜の木を眺めることは好きです。

桜はただそこに在るだけで、わたしの思考を邪魔してこないからです。

見ているだけでいさせてくれるからです。

きれいだなと思ってもいいし、お団子食べたいなって桜以外のことに気が向いてもいいし、なんにも感じなくてもいい。

花や景色をみるのが好きなのはそんな理由からかもしれません。

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ほぼ毎日新しい曲の制作をしています。

メンバーとリモートで通話をしながら、各々ギターやベース、ピアノを弾いたり歌いながら、メロディを組んだり詞の流れを考えたり。

幸いじぶんには、とっても長い時間いっしょに音楽のことを考えてくれるメンバーがいます。

春は出会いや別れの季節というけれど、今繋がっている人たちの有り難みを感じる季節でもあります。

去る人も居れば、去らず留まってくれる人もいる。

生きていて、そういう繋がりに何度も巡り合える訳ではないはずです。生きてる時間はそう長くないもんね。

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春、

感受性のつよいじぶんにとってはすこし忙しい日々。

ゆっくりと、おだやかに、いられますように。

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