すきなものをたべる

ラーメン屋さんに行くとき、すこしだけ躊躇する

いや、正直に言うと躊躇したうちに入らない

よく一緒にごはんをたべる友人に「ラーメンか〜」「ん〜カロリーとりすぎかな〜」「でも食べたいな〜」とかうだうだ言ってると

「明日死ぬかもしらんねんで！」と言われる

「からあげも食べようかな〜」「いや食べ過ぎか〜」とか言ってると

「ラーメン食べてる時点で一緒やで！」と言われる

そんな風にわたしを促してくる友人が嫌いじゃない、全然嫌いじゃない

いや促されているのではない、事実なのだ

事実を述べられているだけなのだ

ただ少しわたしのラーメンからあげ欲が強いだけなのだ

そしてそんな自分も嫌いじゃない

我慢しても明日死ぬかもしれないからね、本当に

明日死なずに済んだらちょっとだけごはんを我慢すればいいのだ、いつもより運動すればいいのだ、汗をかけばいいのだ

でも明日になったらまた明日死ぬかもしれないって思う、思おうとする、きっと

我慢できる人は本当にすごい

ラーメンを我慢するには不味すぎるラーメンに出会うか、もっと痩せたいと思う出来事に出会うしかない

でも不味いラーメンってこの世にない気もしている

だから、痩せたいと思ってしまって仕方ない何かに出会うしかない

いや、そもそもラーメンを我慢する必要性を先に考えた方がいいのかもしれない