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アーユルヴェーダと私〜インドで子宮頸がんの治療を受けた話vol.7

私のインドのアーユルヴェーダ体験が今必要な人に届き、何かの役に立てばと願って綴ります。

前回までのお話はこちら☝︎

昨夜は早くに就寝。今日は朝4時半に目が覚める。まだ靄がかかっている時間帯。人気もなく、聞こえるのは鳥の声だけ。一人テラスで無判断の時間(判断をしない時間を持つ)を過ごし、少し瞑想をする。腹式呼吸や浄化のイメージング、身体も伸ばしてストレッチ。。。

一人でとても贅沢な時間を持てることに幸せを感じる。こんな緑が広がる自然に囲まれた環境に住めたら。。。そんな気持ちになる。朝食までの間、軽くヨガと足つぼマッサージをする。

これからの私の人生に大きな影響を与えた「無判断の時間」と「放棄の法則」


インドに来て、ヨガインストラクターの友人、マッキーに借りたアーユルヴェーダの本をじっくり読んだ。特に印象に残ったのが「無判断の時間を持つことと、放棄の法則」

今まで私は好きなものに囲まれて、好きな空間で過ごすことに幸せを感じていた。組織や企業としてのシステムを作ることに時間を費やし、プライベートも仕事も境目がなく頭はいつも何かを創ることでいっぱいだった。経営者として常に決定を下さなくてはならない。

それが判断をしない時間を持つことの大切さ、本当に自分が求めている幸せを得るには、今持っているモノを捨てる覚悟がいること。病気になったということは、今までの生活、私の考え方がもう違うよというお知らせなのだ。過去を省みるよい期間だったと思う。

段々と昔々に封じ込めた感覚が蘇って来た気がする。精霊なのか目に見えないモノが話しかけてくる感覚。。。私はおそらく前世でもインドに来ていたのだろう。導かれるようにここに来た。半年の出来事はこの土地に来る為の必要不可欠なものだった気がする。

初めてのシロダーラ体験


朝食を終え、いつもの時間にDr.クリシュナの診察。血圧と脈診。今日の施術の説明を受ける。初のシロダーラ。ここのシロダーラは日本ではお馴染みのオイルではなくハーブとミルクを混ぜた冷たい液体を、頭に垂らす。精神的なストレスにとても効果があるらしい。

シロダーラは身体が冷えるので、シーツで身体を包んで温めてくれる。頭はひんやり、身体はじんわりと少し汗が出る。施術は1時間くらいで終わった。意識と視界がクリアになった。  

自分でゆっくり髪を洗うからと言って早々に部屋に戻る。洗髪すると未だかつてこんな手触りになったことがないくらいにゴワゴワに。2度シャンプーしてリンスをしたけど髪がキシキシで指が通らない。。。
ドライヤーを借りて髪を乾かしてみるもののバサバサで物凄い。ど、どうしよ。。。

葉っぱの上に頭の乗せて、セラピストからミルクとハーブが混ざった液体を頭にかけられる

クリニックで借りたドライヤーを連続して使いすぎたのか?コンセントの接触が悪く、火を噴いて煙が出て、あわや大惨事に!ひぃ〜〜〜!火事にならなくてよかった!!

夜、Dr.シャシクマールの回診でシロダーラの後、頭皮がヒリヒリと痛み頭痛があることを告げる。特に処置はない。いつもと同じ時間にアダムが薬を持って来てくれる。患者がちゃんと飲んでいるか確認の為、どんなに苦い薬も毎回彼の前で全て飲み干さなければならない。

最近、夜になると部屋にヤモリが出てきてウロウロするので落ち着かない。
スタッフにゲコー(ヤモリ)がいて怖いと訴えるも笑われて終わり。こんな事で怖がってては生活できない。自然に囲まれた場所にいるんだ、慣れるしかない。

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私と一緒にアーユルヴェーダ体験をした流水りんこさんの実体験が本になりました。ここニチイルアーユルヴェーダナーシングホームでの体験が詳細に描かれていますよ。ストーリーもとても楽しく引き込まれます!私もキャラクターの一人で出演していますので是非読んでください〜〜。


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