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【海外生活】東欧ジョージアのローカルヘアサロンでカラーリング体験!

海外生活で困るのが病院の次に美容院。なかなか拘るタイプの私は特に大変。日本語で伝わる美容師さんだと楽だけれど、言葉が通じるからと言っても自分の要望通りにならないことだってある。

トビリシのヘアサロンは日本の3分の1程度の価格で出来るのがまた魅力。日本でいう床屋さんのような所はカット700円程度。まだ私はカットは挑戦してないけれど、ヘアカラーはローカル美容院でやってもらうようになっている。

トビリシに来てからずっと、私は黒髪にグリーンやブルーのメッシュを入れたくて日本人美容師さんを探して、担当してもらってたんだけど、1年間ヘナカラーのインディゴをしていた為、全然色が抜けない。。。 

かなり強い薬を日にちを開けて計5回くらいブリーチしたけど、アッシュや自然なグリーンカラーになるくらいで希望のカラーまで程遠く半ば諦めていた。ヘアスタイルに1ヶ月3万円もかけて、ちょっと厳しいなぁというのが本音。

試しにローカル美容院でやってみようと思ったのが2ヶ月前から。1店舗目はカタコト英語や写真を見せて自分のやりたい髪型を必死に伝えるも、あっさり「出来ない」と言われて断念。インディゴの部分が抜けなくてトップは赤紫色でメッシュの部分はグリーンやアッシュだったりして色んなカラーが混じってて気に入ってなかった。

今回は美容院をチェンジして、インスタで見つけてフォローしていたLA MIA に予約した。

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前回の店舗もだけど受付の女性は英語が話せるけど、スタイリストは英語が話せない。コミュニケーション取るのは、英語の通訳で。英語が堪能でない私が間接的にスタイリストに要望を伝えるのはなかなか困難。

今回も一度予約した時は、カラーがなかったのか出来ないと断られて、出来るのはこのカラーよと、カラーサンプルを見せられたけど普通の赤茶色や黒。 私は何度もブルーや白、シルバーなどを指差したけれど「ダメージがあるから4ヶ月後なら出来る」と言われる。

それでもしつこく、「メッシュの部分はブルー、トップはネイビーブルー」と何度も言っていたら「今日は出来ないから三日後に来て」と言われ再度予約を入れた。せっかく行ったのにそのまま帰るのはなんかツマラナイと思ったので、急遽ジェルネイルをしてもらった。

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3日後に再来店した私は、また同じ写真を見せてこんな感じでと伝える。希望のブルーにしてもらえるようで、楽しみにして席に座っていた。

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スタイリストのTICOは手早くメッシュの部分をブリーチし、アルミホイルで包んでいく。ブリーチは髪を痛めるから不安だけれど、まぁ希望のブルーにするには仕方ないよね。

コーヒーを入れてもらったり、受付の女の子と英語でコミュニケーション取ったりして和んでいた。最初の2,30分は。。。

その間、店内は停電になったり、他のお客さんが来たりして、段々とこのままほっとかれて大丈夫かな?と心配になる。ちょっと長すぎやしないかなと思ったのが40分を過ぎたくらい。「私の髪は大丈夫?」と聞くとチェックしてくれてまだまだ、みたいなリアクション。

気になってきて、携帯で「ブリーチ 時間 」などで調べると1時間もしていたら髪が溶けてしまうと書かれている。確かに日本だと一回水で流してまた再度ブリーチする。1時間を過ぎた頃、私は落ち着かなくなり、「髪が溶けてしまうんじゃないか」「私の髪をチェックしてください」となかなかのクレーム客に。

受付の女の子は私の気を逸らそうと、店内を案内してくれたり、ドリンクを持って来てくれたりと気を使ってくれている。「大丈夫よ、彼女はスペシャルなカラーリストよ。安心して」と私をなだめ、「わかった、彼女を信じるわ」と伝えたけど、本当のところ全く信用していない。

苛々がマックスになって来たところにやっとシャンプー台へ。ブリーチしたまま90分。もうショートカットになっても仕方ない。。。と覚悟していた。シャンプー後、鏡の前に座ったらブリーチしたところがゴムのように伸びて絡まって、あ、これチリチリになってしまうパターンじゃないか。と絶望。。。

また、スタイリストがブラシで絡まった髪を雑に扱うものだから、「もっと優しく扱って!」「凄いダメージヘアになった!」と泣きそうに訴える。その後も私は何度もチェックを入れ、ここは染めないのか?ネイビーになるのか? 神経質なクレーム客状態。 受付の通訳の女の子とスタイリストがジョージア語で話をしているけど、スタイリストは私の文句を言っているのだろう。

その後、不安そうな私の顔を鏡越しで見ながらも、それでも黙々と自分の仕事を全うする!という彼女の意志が感じられ、その姿をみて私は、何をそんなに神経質になっているのだろう。日本とは違うんだから、施術内容が違って当たり前。最初から彼女を信用していない自分を恥じた。

2回めのカラーでブルー&ネイビーを塗り終えてからは、「後10分ね」と言われ割と早くシャンプー台へ案内された。シャンプー後、鏡の前に案内され自分の姿をみて、私は安心と嬉しさでいっぱいだった。綺麗なブルーの発色、明るく痛んで見えていたトップもネイビーカラーで落ち着いて見える。

スタイリストのTICOは、笑顔で「ね!綺麗になったでしょ?」とちょっとしたドヤ顔(笑)私の嬉しそうな顔見て、さらに笑顔になった。ドライヤーで乾かしてくれている最中、受付の女性も見に来て「本当にクール!かっこいいわ!」と褒めてくれて、ハイタッチ! 他のスタイリストやネイリストも集まって来て、どのカラーを使ったの?など、TICOに聞いていた。

私はTICOを全く信用せず、一人ハラハラドキドキして不安な態度を露わにしていたのが申し訳なく、涙が出そうになった。

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TICOに、Googleでジョージア語に翻訳し「騒いでごめんね」と書かれた携帯のディスプレイを見せた。全然そんな事ないというような仕草をしてくれて、終始笑顔で仕上げてくれた。

やっとやりたかったカラーになって、私は大満足だった。必ずまた来るね、その時はまた彼女にしてもらいたいと英語で伝えてもらい、TICOや受付の女性と握手したりして店を出た。

外に出るとオーナーが声をかけてくれて、綺麗だよ!と褒めてくれ、私は「とても満足、この店が大好き。また来ます」(あ〜!もっと英語力を身に付けたい!!)と挨拶して帰った。

私が接するジョージアの人達は、みんな真剣に丁寧に仕事をしてくれる。同じ店のネイリストも凄く真面目にやってくれたし、英語もろくに話せない外国人に親身になってくれてありがたい。

そして気になるお値段は、210ラリ。この日のレートで日本円7,200円。
日本なら3倍くらいかな? お値段もリーズナブルで大満足です。

La Mia
https://www.facebook.com/beautysalonlamia/




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