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2022年の新学期もいよいよ始まります。当大学では今週がオリエンテーションウィークでした。来週からいよいよ2022年の講義開始です。オーストラリア及びキャンベラでのオミクロン株の感染者数、入院者数もピークアウトしつつあり、当大学は、「2022年は原則キャンパスでの教育・研究活動を実施する」という、昨年末に掲げた方針を変えずに、新学期を迎えました(1月はスタッフは基本リモートワークでしたが)。学生も教員も屋内でのマスク着用、距離の取り方にも慣れました。今週行われた新歓イベントでは、フレッシュな新入生の笑顔が見られ、また新しい学年が始まるなあと実感しました。新入生との新たな出会いと、何よりも、ともに学び合える事を、楽しみにしています。

私が新入生の、最初の講義でいつも言っていることは以下の3つです。

1.できるだけたくさん友達を作ること。大学でできた友達は、同じ専攻の友達なら将来仕事で一緒になることもあるかもしれないし、キャリアについて遠慮なく相談できる、あなたの貴重なサポーターになってくれます。クラブ活動で得た友達もこれからの人生で支え合う事になる人たちです。

2.教員ともたくさん話をすること。「忙しいだろうから」という遠慮は要りません。私たちは学生をサポートするためにいるのですから。学業の事だけではなくて、どんな些細な事でも構いませんので、何かあったら相談してください。私たちは人生の先輩でもありますから。

3.どんな分野のものでも構わないので、できるだけたくさんの本を読むこと。今すぐに役に立たなくても、読書の蓄積は、将来必ず大きな知識の塊となってあなたを助けてくれます。人生において学生時代ほど本を読むのに最適な時はありません。(社会に出たらもっと忙しくなりますし、年を取るにつれて、色々な知見を素直に吸収できなくなります)。どんな本を読んだらよいか分からなければ、著名人、知識人(例えばビル・ゲイツさん)などのウェブサイトで必ずお勧め本を紹介していますから、それを参考にしてください。教員や友人に聞くのも良いでしょう。もし身近にBook clubなどがあればそれに入るのもお勧めです。次のBook clubまでに、本を読まなければ、と自然に思うようになりますから。そして読書を習慣化しましょう。

これら3つの事は、私自身の学生時代の反省でもあります。1は達成できた自信がありますが、2と3はもっとできたはず、できていたら、あの時、私を助けてくれただろう、と思う事があります。大学時代とは本当に貴重な時期です。大切に過ごして下さい。そして何よりも大いに楽しみ尽くしてください。


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