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鉱の轍



今日から18日まで、
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク2階にて、
猪原樹さんの写真展
『鉱の轍』が開催されています。





全国の鉱山跡の写真が展示されています。






先日、河守鉱山跡を歩いたわたしは、
鉱山跡、というワードにアンテナを立てており、
この写真展のことをしっかりとキャッチしました。






スケジュールを見ると、
13日にたまたま京都市内の美容院を予約していたので、
これは行かないといけないやつだと思いました。




平安神宮の大鳥居のほど近くにある、
京都写真美術館です。
おしゃれな建物です。




早速入りましょう。





メインの入り口の横の路地から入ります。




振り返るとこんな感じ。
ステキ✨








こちら、料亭だった建物をギャラリーにしたみたいで、
カウンターがオシャレです。





小さな小部屋のように区切られています。


横のテーブルに、産業遺跡として開放されている鉱山跡のパンフレットなどが置いてありました。





とてもステキな空間でした。
写真の解説書の裏には、
こんな用語集が…
マニアックでいいですね!









今日、いちばん好きだなあと思ったのはこちらのお写真です。
どれも全部良かったんですが、
あえて一枚。


佐渡金山のシックナー。
夜にライトアップされているのこの写真、
とてもかっこいい!
星空も素敵です。





この円形の"シックナー"というのが兵庫県朝来市の神子畑選鉱所跡にあって、
10年ほど前に初めて見て、とても感動しました。






他にも、立坑櫓や鉱山住宅の写真など、
とても興味深かったです。
有名な軍艦島の写真もありました。






昭和の産業を支えていたこれらの施設に、
とてもロマンを感じます。
ここに多くの人の暮らしがあったのに、
今は誰もいない…
みたいなことに。





解説を見ながら一周、
そのあと追加でもう2〜3周してから、
ギャラリーをあとにしました。






すごい良かった。
もっと見たかったです。






ホームページを見たのですが、
猪原樹さんのお写真ってとってもおもしろいなと思いました。
わたしは全然写真に興味がある人ではないけれど、
撮っていらっしゃるものが、
すごく好みなんです。




鉱山跡の写真じゃなくても、
また写真展があれば行きたいと思いました。













せっかくなので周辺を歩いてみました。


平安神宮には、小学校の修学旅行以来でしょうか。
このまま進んでおまいりを、と思ったのですが、
手前でこんなものを見つけてしまって…


大鳥居の近くに図書館。



展示ケース
『牧野富太郎と植物』
ですって?





これは見ないと!
牧野富太郎先生といえば、
日本の植物学の父。





よく知られている雑草など、たくさんの植物の命名者でもあります。





中でもわたしが好きだなと思っているのは、
ハキダメギクと、ワルナスビです!笑








こちらは撮影できませんでしたが、
小さな展示ケースながら、
貴重な資料が展示されていて、
とてもおもしろかったです。
奥さまのお名前を笹に付けたというエピソードも素敵でした。



帰りに振り返って撮った、図書館の写真ですが、
雲が右を向いた龍のお顔のように見えて気に入っています。





普段あまり空を見上げることがありませんが、
今日はすごく空を見ました。
好きなもの、見たいものを見て、
豊かな気持ちになったからでしょうか。






いいなあ、またこんな日を過ごしたい。


そう思ったら、またすぐにできますよね。













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