高校卒業?
学校に行ったり行かなかったり
気がついたらほぼ不登校のまま高校3年の3学期になっていた
同級生は進学とか就職とか車の免許を取りに行ったりとかバタバタと忙しそうにしていたと思う
担任の先生にもあなたは本当に卒業したいと思ってるの?なんて詰め寄られたりしていて
担任は家庭科の先生で、私が家庭科の授業や国語の授業の成績だけやたら良いことを知っていた
好きな科目はそんなに勉強しなくてもできるけど、嫌いな科目についてはまったく興味を示さずやらないそんな生徒だった
1番の問題は全然足りない出席日数をどうするかというところ
出席日数を補うために出された課題をこなすことと、補習を受けることを条件に卒業を目指さないかと言われた
バイトするにしても高卒以上が求められるし、それならやってもいいかとたくさんの課題をこなし補習に出席した
たぶん課題の中には校内の掃除もあった気がする
卒業式の1週間前
大体の子は退学してしまうところを本当にギリギリのところで私の高校卒業が決まった
卒業式当日、担任に「あんたが1番大変な生徒だったわよ〜!」目の前で泣かれた
私もつられて涙を流して最終的には2人で抱き合って泣いた
そんな先生と私の姿を見てクラスメイトみんなで笑っていた
私が卒業してから数年後
通っていた高校は廃校になった
同窓会もなく、あれから先生にお会いすることは1度もなかったけどご結婚されてお子さんも生まれたと友人から聞いた
あのときの落ちこぼれの生徒が、今は先生と呼ばれアロマテラピーの講師をやっていると知ったらきっと驚くだろうな〜笑
先生、あのときは不良娘が本当にお世話になりありがとうございました
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