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今まで見た中で好きな恋愛ドラマは何?と聞かれたら③

月9といったらラブストーリーだったあの頃。

大学生に憧れて、こんな恋を自分もいつかするのかと思いながら見ていたあの頃。


あすなろ白書

今となっては、すごい役者さんたちばかりだ。

石田ひかりさん演じるなるみ

筒井道隆さん演じる掛居

木村拓哉さん演じる取手

西島秀俊さん演じる松岡

鈴木杏樹さん演じる星香

5人のキラキラとした青春から少しずつ
おたがいの気持ちが複雑に交錯していく様子が
当時中学生だった私には刺激的でドキドキだった。

なるみ、掛井、取手の三角関係。

松岡と星香の関係。

掛井を巡る松岡と星香の複雑な関係。

掛居と付き合っていたヤンキーの彼女や
お酒ばかり飲みお金ばかりせびりにくる母親との関係。このドラマには、なくてはならない登場人物だった。


1番思い出すシーン

入試でシャーペンの芯を忘れたなるみに
テストを終えた掛井がシャーペンをさりげなく置いて会場を去っていく。

入学式。あの時シャーペンを置いていってくれた人が掛井君だと思って返そうとした。でもシャーペンなんか貸してない、人違いだと言われる。

それから何ヶ月かたち

2人で夕陽を見た帰り道。
あの時の事なんて覚えてないと思っていた
なかった事にされていたと思っていたことが
掛井の言葉で現実になった。

このシーンを見て、中学生だった私はキューンとなったのを覚えている。

好きなシーンをもう一度見たかったけど、ビデオ屋さんにもNetflixとかにもあすなろ白書は、なくて残念。

あの頃のドラマって、あすなろ白書もそうだけど

携帯電話がない時代で家に電話をするシーンとか家で電話の前から離れずかかってくるのを待つシーンとか待ち合わせに急用ができて来れない相手をずっと待つとか結構あって。

なんとも言えないドキドキ感とか不安感とかがあった。

携帯がある今も好きな人にかける緊張感や連絡を待つドキドキ感は、一緒なんだけど。

なるみと掛居の仲が、うまくいきそうでいかないとことか

思うようにいかないとこも見ていてモヤモヤしながらも面白かった。

なるみが落ち込んでると決まって取手がなぐさめてくれて。取手の優しすぎるところ。
一途になるみを思ってるところ。

優しいだけじゃだめなの?
中学生だった私は、掛井なんてやめて取手にすればいいのにって思ってた。

でも冷たくされたと思えば優しくされたり自分の事をあまり話さないちょっと陰がある人に惹かれる人は結構いるのかもしれない。

取手の「俺じゃだめか?」が流行り後ろからのハグを“あすなろ抱き”って言われていたのを思い出す。

あすなろ白書は、友情、恋、LGBT、友達の死が描かれている。

5人の友情が恋がどう動くのか毎週楽しみにしていた。

主題歌
TRUE LOVE  藤井フミヤ

振り返ると いつも君が笑ってくれた
風のようにそっと

まぶしすぎて 目を閉じても浮かんでくるよ
涙に変ってく

君だけを信じて 君だけを傷つけて
僕らは いつも はるか はるか 遠い未来を
夢見てたはずさ

この曲を聴くとあすなろ白書を思い出す。
主題歌、キャスト、ストーリー全部好きだった。


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