fishの複数形は？fish？fishes？ -- 　　「イメージ」×「発音」×「文字」のトライアングルが英単語習得の秘訣

小・中学校の英語の先生のための英語の先生 Teacher Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです！

　皆さんは、英単語を覚えるときはどのようにして覚えていらっしゃいますか？一般的なのは、単語帳に英語と日本語の意味を書いて覚えるやり方ではないでしょうか？大人になってからはともかく、中学生・高校生はノートに単語調べをする宿題があったかもしれませんね。どのくらい役に立ちましたか？それとも役に立ちませんでしたか？

　私も、ノートに単語を書いて、辞書で単語の意味を調べて書き写して勉強していました。そして新しく学んだ単語をノートに何回も書いて覚えていました。多くの単語を習得するには、とてつもない時間と労力を要しました。もちろん、その学習経験が今の私の語彙力のもとになっていますので、やってよかったと思います。ただ、パッとさっと理解して覚える方法がもしあったら、体験してみたいと思いませんか？

　それは、こちら↓↓です。

タイトルにも書きましたが、「イメージ」×「発音」×「文字」のトライアングルです。これを学生時代に知っておけば、もっと楽に単語が覚えられたのになぁ…（泣）と、本当に思います。ここでの「イメージ」とは、英和辞書に載っている日本語訳とは違います。「イラスト・絵・写真」と捉えた方がわかりやすいでしょう。

　例えば、fish＝「魚」と覚えるよりも、イメージを使うとどうでしょう？

この note 上では、音声をつけていませんが、fish の発音つきで考えてみてください。

　このイメージを見て、fish という単語について、どんなことが理解できましたか？

・fish とは「魚」という意味であるということ。

・fish は同じ種類の魚であれば、複数形にはならず、２匹以上でも fish のままであること。 

・違う種類の魚が２匹以上では、fishes になるということ。

どうでしょうか？イメージを使えば、パッとさっと理解して覚えることができるような気がしませんか？日本語で長々と説明するより、このイメージを見せて、「分かったことをペアで伝え合いましょう」とすると、生徒はプチ「アハ!」体験から分かったことをお互いに伝えあうに違いありません。

　もちろん、全ての単語のイメージを自分で準備するのは大変かもしれません。ただ、英単語をグーグル画像検索すると、「あぁ、こういう意味だったのか！」と、実際のイメージを知ることができることが度々あります。日本語の意味を単語の横に並べるよりも、ずっともっとわかりやすく感じます。

　また、いろんな先生方が、イラストと英単語を結びつけた書籍を書かれていますね。もちろん、このやり方が唯一のベストな方法というわけではありませんが、生徒が「なかなか単語を覚えられない」という悩みを持っているならば、一度試してみる価値があるかもしれません。

　慣れてきたら、生徒に例文を作らせて、それに合うイラストを描かせても楽しいです。生徒たちは発想豊かに自由に表現する喜びを知ることでしょう。そして、そのようにして覚えた単語は一生忘れられません。このように「イメージ」×「発音」×「文字」のトライアングルが英単語の習得の秘訣と言えます。

　ちなみに、私は学生時代に fish は sheep や deer と同じように単複同形で複数形にはならないと、教えられました。そしてそれを長い間信じて生きてきました。教師の影響力は良い意味でも悪い意味でも大きいです。生徒には Fluency first! と言っていますが、教師は、Fluency ＋　Accuracy ＋ Appropriate のトライアングルが必要ですね！

1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように！最後までお読みいただきありがとうございました！

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!

【英語の先生のためのひとことEnglish】

  As you get older three things happen. The first is your memory goes, and I can’t remember the other two.　ー　 Norman Wisdom
  年を取ると3つのことが起こる 1つ目は記憶がなくなる、そして 残りの2つは思い出せない

Normanさん、３つのことのうち２つのことの記憶がなくなってしまってますね。クスッと笑ってしまうような、でも、すごく頷けます。単語２つ覚えたと思ったら、３つ忘れてしまうような感覚、否定できません（悲）。