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「英語なんて嫌い!なんで英語の勉強しなくちゃいけないの?」生徒からの苦情と本当の意図

先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!

このページを訪れてくださっている時点で、子どもたちのために努力されています。そんな先生方を尊敬しています。


「英語なんて嫌い!なんで英語の勉強しなくちゃいけないの?」

 一生懸命教えているのに、こんなこと言われたら教師のモチベーションも下がってしまいます。でも反対に、「英語嫌いな生徒を英語大好き生徒に変えてやるぞ!」と、やる気がアップする先生もいらっしゃるかもしれません。いったい私たちは何のために英語を生徒に教えているのでしょうか?

・外国人と英語で交流ができるようになるため?

・英語圏の文化や歴史を学ぶため?

・大学受験のため?

・???

「何のために英語を勉強するのか?」という問いは、「何のために人は生きるのか?」と同様に、たった一つの正しい答えはない問いなのでしょう。教師が自分なりの答えを持っておくことが大切だと思います。

 また、こんなことも考えてみてはいかがでしょうか?生徒がどんな場面でだれに対してこの発言をしたかによりますが、生徒がどんな気持ちで「英語なんて嫌い!なんで英語の勉強しなくちゃいけないの?」という発言をしたのかということです。

 もしかしたら、「こんなに頑張っているのに、英語の成績が思うように上がらない。できるようになりたいと思っているのに、もうどうしたらいいのかわからない!先生教えて!」という気持ちが、発言の裏側にかくれているかもしれないのです。本当は英語と仲良くなりたいと思っていて、先生のことはもちろん、英語も嫌いになってない可能性があります。好意を寄せる人に対して持つことがある「私はこんなに尽くしているのになぜあなたは振り向いてくれないの?」に近い感情と言えるでしょう。

となれば、教師はこの生徒に対してどんな声かけができるでしょうか?生徒の気持ちにポジションチェンジして浸ってみてください。どんなふうに先生に声をかけてもらいたいですか?少し例を挙げてみます。

「あなたがそんなことを言うなんて、よっぽどのことがあったにちがいないわね。もしよかったら、何があったか教えてもらえる?」

「いつもあなたがよく頑張っているのを先生は見ているよ。単語を覚えるのは本当に大変だよね。先生もなかなか覚えられなかったし、覚えても忘れてしまったりしたよ。」

「難しい文法の問題をあきらめずに取り組んでいるね。この問題が解けたということは、この部分までは十分理解できているよ。」

「○○が好きなんだね。先生もそれ好きだよ。今度それ(洋楽、洋画、セレブの動画 etc.)を授業でやってみない?」

「何か困ったことがあったら、いつでも教えてね。今日は話してくれてありがとう。これからも応援しているよ。」

 (こんなうまく会話できるわけない!)(こっぱずかしいセリフ言う自信がない。)と思われた先生方は、生徒の気持ちを理解しようというところからスタートするのが一番いいかもしれません。英語を先に学び始めた先生なら、今英語を学んでいる生徒の気持ちを必ず理解することができますよ。

 結局「なぜ英語を学ぶのか?」の問いにどう答えたら分からなかった!という先生方、今後も役に立つ情報をお伝えしていきます。また、のぞいてくださると幸いです。

 1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!

【先生のためのひとことEnglish】
Nine tenths of education is encouragement. ( Anatole France )


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