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街中ジャンプイベントを開催して感じたこと -JUMP FESTIVAL in KOBE-

 11月14日に神戸の鉄人広場で、走高跳のイベントを開催しました。

「面白そうやな、やってみよう」

 「鉄人広場で跳びたいです。」事務所に企画書を持って行きました。「面白そうやな、やってみよう」この言葉をもらえた時の喜びと安堵感は忘れられません。

「あの広場、水鉄砲大会とかビアガーデンとか色々やってるけど、本格的なスポーツはほとんどやったことがないんよなぁ。で、いつにする?11月は三国志祭りがあるからそれ以外ならええで」

「水鉄砲大会ってなんですか」

「これこれ。結構みんな本気やで」

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「めちゃくちゃ面白そうですね。…話脱線… じゃあ三国志祭りの翌週の11/13か14あたりでいいですか?」

「OK!また連絡して〜」

 そこから準備が本格的にスタートしました。このスピード感、できる方法を一緒に考えてくれたことが、開催に向けて大きな後押しとなりました。

マットとバーを持って街に出て行こう

 普段陸上に親しみのない人が、陸上競技場に行くというのはハードルが高い。「私たち頑張っているんです、だから応援してね」というのも違う。「跳躍は魅力があるんです」と価値観を押しつけるのもよくない。

 そこでまずは、自分たちが人のいるところに用具を持って出ていこう。応援していただくためにルールや見どころを伝えることから始めよう。そう思い、鉄人広場で走高跳イベントを行うことにしました。

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 (走高跳ピットを作るスペースがあるかを確認中)

 そして、今回参加してくれた神戸市内の高校生には、とにかく楽しんでもらえたらなと思っていました。新型コロナウイルスによってインターハイがなくなったり無観客試合になったりと、我慢しないといけないこともたくさんあったと思います。普段直接関わる機会が少なくても、やっぱり地元の選手の活躍は嬉しいですし、応援したい気持ちがあります。

イベントを通して感じたこと

〇地元に根付き、愛されるイベントになりたい。ありがたいことに地域の方から「来年も必ずやろう」という言葉をいただいたので、今回の経験を踏まえ、もっと良いものをみんなで作っていきたい。

〇高齢者の方もたくさん観てくださったのは驚いた。「いろんなイベントをしてきたけど、こんなにも手拍子をしてくれたのは、演歌コンサート以来ですよ。スポーツの力、すごいね。」と地域の方がおっしゃっていた。

⚪︎街中公認大会も開催できるようになりたい。動いてみます。

⚪︎ボランティア、顧問の先生方、高校生の協力や連携が本当にありがたかった。関わることで、より選手のことを応援したくなった。

〇近所の人にチラシを配りに行ったとき、私が陸上をやっていることは知ってくださっていたが、実際にどのようなことをやっているかは知らない人が多かった。まずは向こう三軒両隣の人に知ってもらう努力をしていこうと思った。

○私たちのような小さな団体が、国際大会や選手権を開催することは難しいけれど、このような地域でのイベントや活動はできると感じた。

○神戸が自分の地元だと思えた。(日本高校新記録を出してから記録が伸びていなかったので、神戸で跳ぶのが恥ずかしかったり後ろめたかった時もあった) 学校や役所を訪問したり、いろんな人と連絡を取ったりする中で、自分の知らないところで見守ってくれている人もたくさんいるんだなと感じた。

〇運営、とても楽しかった。ものすごく楽しかった。


最後になりましたが、ご協力いただいた皆様、本当に本当にありがとうございました!素敵だなと思った言葉を紹介して、終わりたいと思います。


当日の様子はこちらからご覧いただけます。


 

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