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室内シーズン初戦を終えて

2月28日、鹿児島での室内大会に出場させていただきました。

 シーズンインの緊張は、何年経っても慣れません。ここで良くても悪くても、現状を把握して、またトレーニングを重ねていくだけだと頭では分かっていても、「冬期トレーニングはうまくいっているのかな?」と不安になったり、数字に表れた結果と向き合うのには、ちょっと勇気がいったりします。11月から新たな環境でトレーニングを始め、トレーニングの内容や量が大きく変わったこともあり(この詳細はまた後日、書けたらと思います)、自分の状態が未知数だったこと、そして10月の日本選手権直前の練習で肉離れした記憶が蘇ってきて、怖さもありました。

 少し前までは試合が楽しみだったはずなのに、鹿児島に出発する前日は、「行きたくないなぁ…」なんて思ったり、前日の踏切練習では心臓が飛び出しそうになったり(地面からの衝撃でではなく緊張で)。こんなにソワソワしている自分に笑ってしまいましたが、どうも抑えきれなかったので、ホテルに戻ってからはボーッと海を眺めていました。「海、きれいだなぁ~」「ここって魚は釣れるのかなぁ~」「まあいっか~明日は不格好なジャンプをみんなに見てもらおう~」…。だんだん落ち着いてきたので、部屋に戻りました。

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 翌日は朝が早かったので、この日は21:00に就寝。そして試合当日の朝はお決まりの布団の中でのモジモジで一日がスタートしました。

 試合会場に着いてウォーミングアップを終えた頃には、自然と試合モードになっていて、「やってきたことを出し切ろう」と思って6本跳びました。(6m08の跳躍はLIVE映像アーカイブ 1:49:00あたりでご覧いただけます。※3/7まで) 助走後半に大きく失速するという癖は改善できてきたので、次はスピードを生かした踏切をすることに挑戦です。今はまだ踏み切ることができず、潰れないように左足首で耐えている状態です。

 私がシーズンインで心がけていることは、①怪我をしないこと、②今の力を出し切ること、③どんな結果でも焦らない、浮かれない、比べないこと。決して満足のいく結果ではありませんでしたが、①と②は達成できたので、③を心がけながら、またトレーニングしていきたいと思います。

 最後になりましたが、鹿児島陸上競技協会、大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会を始め、大会でお世話になった皆様、ありがとうございました。

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