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6月の日本選手権でシーズンアウトし、4ヶ月ほど休養していました。これまで続けていたことから離れることに、少し怖さや不安もありましたが、「このまま突き進み続けると、いつか壊れるな」とも感じていました。
怪我が重なり頑張りたいのに体がついてこないもどかしさ、痛みによるストレス、結果が出ない焦りと苛立ち、不眠。今シーズンは何と戦っているんだろうと思うこともありました。
また、キャリアについても少し不安がありました。同世代がどんどん引退し、自分は自分、と思っていても「中野さんはいつ引退するの?」と聞かれることが増えると、自分もそんな歳なのかな、と思ったり。挑戦したいことが競技以外にも色々とあったり。優先順位をつけながらやってきていたつもりでしたが、どんな人生を歩んでいきたいのかが曖昧だったのかもしれません。
このまま惰性で続けていても良いことはない。そう思い、日本選手権で一旦一区切りにして、今後のキャリアについてしっかり考えることにしました。
そう決断してからは心も軽くなり、この夏はジャンプフェスティバルの活動やコーチングを行ったり、ビジネススクールに通ったりなど、スポーツを支える立場で頑張ることにしました。その他、いろいろな人にも会いに行き、お話を聞かせていただきました。一歩引いたところからスポーツを見られたことで、気づくこともありました。
今日はスポーツ庁長官室へお邪魔させていただきました。世界で長く活躍された室伏さんに、トレーニングやコンディショニングについてお聞きしたかったので、お時間を作っていただき感謝です。ジャンプフェスティバルの活動も、一層頑張ろうと思います。
— Nakano Hitomi 中野 瞳 (@NakanoHitomi4) July 25, 2022
お忙しい中、本当にありがとうございました🙇♀️ pic.twitter.com/ZdTmCzrCff
様々な世界や価値観に触れたことで、感じたことがあります。それは、人生に正解はなくて、本当にたくさんの選択肢があって、その中で自分の進みたい方向に進んでいけば良いんだということです。また、手放すことで入ってくるものがあったり、流れに身を任せてみたら自然と進み始めることもあったり。振り返ってみると充実した時間を過ごすことができ、何より心も体もフレッシュな状態になれたことがよかったです。
強制でも放置でもなく「いつでも待っています。」とほどよい距離感で見守ってくれていたコーチ、「挑戦を応援します。」と支え続けてくれたスポンサー。いつもたくさんの人に助けてもらってばかりです。
自分の中からグッと熱いものも湧き上がってきたので、また動き始めました。どんな未来が待っているのかワクワクしています。
何度でも、何度でも。RESTART
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