見出し画像

全日本実業団を終えて

9月22日~24日に岐阜県で開催された全日本実業団に出場しました。

・走幅跳 5m95 SB  5位
・4×100mリレー 47秒42  2位
・三段跳 11m97  9位
・KAGOTANI 男女団体総合 優勝

3種目で入賞できなかったのは力不足でしたが、今あるものは全て出し切りました。

まさかの姫路選手権

 全日本実業団の2週間前に出場した姫路選手権でハムストリングスを痛めてしまいました。その後、ふくらはぎ、アキレス腱にも違和感が出てしまい… なんでこんな時にと落ち込んだり、試合に間に合うのかと焦ったり、リレーを自分が走っても良いのかと迷ったりする日々でした。(毎日ピリピリしていて、旦那には本当に迷惑をかけました。ごめんなさい。) 逃げ出したい気持ちと、この状況を乗り越えたい気持ちが混ざっていて、頑張れない日もありましたが、通常の調整メニューは一旦忘れて、とにかく回復に努めることにしました。

ただただ無心で眺めた

「これも人生なんだ」と割り切れたとき、ちょっと心が軽くなった気がしました。また、気分転換に布引滝を見に行ったことで、荒ぶった心が静まったように思います。本当にキツかったですが、自分と向き合い、総合優勝のために何ができるかを考え尽くした2週間でした。

優勝や自己ベストではなかったけれど

走幅跳も三段跳もランキングは入賞圏外だったので、1点でも取ることを目指して出場しました。

走幅跳の1本目はファール。2本目は着地で失敗して5m44。このままでは終わってしまう状況でしたが、3本目の前は「頑張ってベスト8の記録を超えよう」ではなく「ゴチャゴチャ考えず、悔いなく跳ぼう」と思っていました。やるだけやって、それでダメなら仕方ないと。

手拍子の力も借りて

ピットに立つとスタンドから仲間の応援も聞こえ、気持ちが高まりました。風を確認してスタートを切った後、気づいたら着地していました。踏切は…ギリギリの白旗。しかし、あまり手応えがなかったので、終わっちゃったな、と思い、スタンドに挨拶しました。

脱いだ服を取りに行き、記録表示板を見てみると…5m95!! 入賞圏内に入ったことの嬉しさと安堵感で、涙が溢れました。

自己ベストからは程遠い記録で、優勝したわけでもありません。でも、目指したことを達成できた時、こんなに嬉しいんだと思いました。これまでの競技人生で1番嬉しかったジャンプだったかもしれません。

みんなで掴んだ総合優勝

前半シーズンはチーム全体が苦戦しており、日本選手権で結果を残せなかったので、アジアや世界大会に出場できませんでした。秋には必ず。そう信じて、みんなで総合優勝を目指しました。

心強いチームメイトとスタッフ

出場者全員が入賞して点数を重ね、念願の優勝をすることができました。籠谷に入社して1年目に、このような経験をさせていただき、感謝しかありません。会社には祝電やお祝いのメッセージが届き、少しだけ日頃の恩返しができたかなと思います。もっとチームとしても成長していけるよう、みんなで頑張っていきたいと思います。

これにてシーズンオフです。たくさんの応援、本当にありがとうございました。また改めて、2023年のシーズンを振り返りたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?