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【 #箱根駅伝2023 】箱根駅伝を区間別に振り返る【1区2区3区4区5区】

2023年の第99回箱根駅伝が終わりましたね。駒澤大学が学生駅伝三冠を達成という結果となりました。そんな箱根駅伝を振り返りたい方も多いかと思います。

そこで本記事では、2023年の箱根駅伝の往路(1区、2区、3区、4区、5区)について区間ごとに解説します。具体的には過去大会との比較や区間順位上位選手のペース変動について図を用いて解説していきます。併せて、2024年の箱根駅伝注目選手も紹介します。

2023年の箱根駅伝を振り返り、2024年の箱根駅伝を楽しく応援するためにぜひ参考にしてください。

本記事は、ひと目でわかる箱根駅伝が製作しています。駅伝の結果を様々な角度から見える化してきた経験から、ひと目でわかるようデータを見える化して解説を行っています。ぜひフォローや拡散いただけますと嬉しいです。


箱根駅伝2023 全体を振り返る

区間ごとの解説に入る前に、レース全体を簡単に振り返ります。

ひと目でわかる箱根駅伝2023
  • 連合 新田 見せ場つくる

  • 中央 吉居 2区区間賞

  • 東国 ヴィンセント 4区区間新

  • 城西 山本 順天堂 四釜 5区W区間新

  • 駒澤 6区伊藤 区間賞で流れつくる

  • 青学 9区岸本 区間賞で3位浮上

  • 駒澤 3冠達成

  • 立教 復路16位 タスキつながる

箱根駅伝2023 振り返り記事 
これから作成予定です。お待ちいただけますと幸いです。

箱根駅伝2023を出場校別に振り返る
これから作成予定です。お待ちいただけますと幸いです。


続いてHeightスコアランキングです。

HeightスコアランキングTOP20
  • 城西5区山本がHeightスコアトップの活躍

  • 駒澤がTOP20に5人ランクイン

  • 中央と青学は3人ランクイン

  • 5区は区間6位までTOP20にランクイン

指標についてはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。


1区 全体的に昨年より1分遅い展開

1区の区間順位は以下になります。

1区区間順位

始めに今年の1区の全体的な傾向を掴むために過去の大会と比較していきます。

箱根駅伝高速化検証1区

区間賞は昨年よりも約2分遅くなり、区間10位は約1分遅いスローな展開となりました。2016年以降の8年間で2017年(区間賞は東洋|服部弾馬)、2021年(区間賞は法政|鎌田航生)に続いて3番目に遅い幕開けでした。


レースチャート

続いてはレースチャートです。連合新田と2位集団が一時1分の差がついていたことがわかります。


ペースチャート(Absolute)
ペースチャート(Relative)

連合新田の前半から独走したペースは約2:55でした。明治富田のラストスパートは2:50秒を切るペースでした。


箱根駅伝2024注目選手

2023年の箱根駅伝1区を走ったランナーの中で箱根駅伝2024注目選手は、中央大学の溜池一太選手です。比較的遅めな展開ながら焦ることなくラストスパート争いにくらいつき区間4位と好走。中央大学の総合2位に大きく貢献しました。


2区 中央吉居がラストスパート争い制す

2区の区間順位は以下になります。

2区区間順位


箱根駅伝高速化検証2区

全体感としては30秒~1分ほど遅い展開となりました。2019年からレベルが1段階アップしていることもわかります。(2019年区間賞日大ワンブイ、2位順天堂塩尻、3位国士館ヴィンセント)


レースチャート

先頭争いは中央吉居→駒澤田沢→中央吉居と変化しました。2区の時点で優勝争いが駒澤・中央・青学の3校に絞られていたこともわかります。


ペースチャート(Absolute)
ペースチャート(Relative)

中央吉居は中盤にペースが落ちていることがわかります。青学近藤は上りが続く中盤以降ペースの落ちない素晴らしい走りといえます。中央吉居は青学近藤と共闘できたことが大きかったと思います。区間上位3人と区間4位の差が大きく、3人の圧倒的な強さが表れています。國學院平林は終盤でもペースが落ちない好走を見せました。


箱根駅伝2024注目選手

2023年の箱根駅伝2区を走ったランナーの中で箱根駅伝2024注目選手は、國學院大学の平林清澄選手です。上りが続く中盤以降でもペースを落とさず、終盤さらにペースを上げるという素晴らしい走りを見せました。箱根駅伝2024もエースとして2区を走る姿を楽しみにしたいと思います。



3区 明治森下中盤以降伸びる

3区の区間順位は以下になります。

3区区間順位



箱根駅伝高速化検証3区

区間賞は昨年より1分遅くなりました。(昨年区間賞は東国丹所、2位は青学太田)また、区間10位は昨年より30秒速くなり、区間上位争いはかなりの僅差でした。


レースチャート

早稲田井川と明治森下が大きく順位を上げたことがわかります。


ペースチャート(Absolute)
ペースチャート(Relative)

早稲田井川と明治森下は序盤抑えて入り、藤沢~茅ヶ崎間のペースで両者トップとなり、ラストスパートも良いという素晴らしい走りを見せました。また、ラストスパートが最もよかったのは駒澤篠原だったこともわかります。区間賞は序盤~中盤に好走した中央中野となりました。

箱根駅伝2024注目選手

2023年の箱根駅伝3区を走ったランナーの中で箱根駅伝2024注目選手は、明治大学の森下翔太選手です。序盤は抑えて入りましたが、中盤以降のペースは素晴らしかったです。箱根駅伝2024でも重要な区間を任されると思うので注目したいと思います。



4区 区間賞東国ヴィンセント 青学太田がくらいつく

4区の区間順位は以下になります。

4区区間順位


箱根駅伝高速化検証4区

東国ヴィンセントの快走で区間賞は昨年より1分早くなりました。しかし、ヴィンセント一人が独走ではなく区間2位の青学太田と3位の駒澤鈴木は大きく離されることなくくらいつけていることがわかります。(昨年の区間賞より速い)

また、区間10位が30秒ほど速くなり、全体的に高速化しました。


レースチャート

東国がヴィンセントの好走で大きく順位を上げました。青学と駒澤がほぼ同時のトップで5区へつなぎました。


ペースチャート(Absolute)


ペースチャート(Relative)

序盤と終盤のペースは東国ヴィンセントが圧倒的でした。二宮~酒匂橋間は青学太田の方が速く1キロ当たり2:52のハイペースとなりました。中央吉居駿恭は終盤のペースで駒澤と青学に差をつけられてしまいました。

箱根駅伝2024注目選手

2023年の箱根駅伝4区を走ったランナーの中で箱根駅伝2024注目選手は、青山学院大学の太田蒼生選手です。1年生だった箱根貴殿2022では3区でチームをトップに立たせる好走を見せた太田選手。箱根駅伝2023でも4区区間2位と素晴らしい成績でした。箱根駅伝2024では主力として何区を走るのか、どんな走りをするのか、楽しみにしたいと思います。



5区 中盤の城西山本、終盤の順天堂四釜

5区の区間順位は以下になります。

5区区間順位


箱根駅伝高速化検証5区

区間上位は昨年より30秒ほど速い展開、反対に区間下位は昨年より遅い展開。そのため、区間上位と区間下位の差が大きくなり、差のつきやすい最も重要な区間となりました。ここ8年間で一番レベルの高い争いだったこともわかります。


レースチャート

中央阿部は区間3位と好走しましたが、前を行く駒澤山川も区間4位と好走したため、駒澤と中央の差はほぼ変わりませんでした。城西山本と順天堂四釜が大きく順位を上げたこともわかります。下位に沈んでいた学生連合が意地を見せ順位を2つ上げました。


ペースチャート(Absolute)


ペースチャート(Relative)

中盤の小涌園前までのペースは城西山本が圧倒的でした。終盤の小涌園前~芦ノ湖までは順天堂四釜がペースを上げました。


箱根駅伝2024注目選手

2023年の箱根駅伝5区を走ったランナーの中で箱根駅伝2024注目選手は、駒澤大学の山川拓馬選手です。1年生ながらチームのトップを守り抜く区間4位の好走で、往路優勝に大きく貢献。これから3年間どんどんレベルアップした山登りを見せてくれることを期待したいと思います。




復路については以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。


まとめ

【1区】

  • 全体的に昨年より1分遅い展開となった。

【2区】

  • 青学近藤は上りが続く中盤以降ペースの落ちない素晴らしい走り

  • 中央吉居は青学近藤と共闘できたことが大きかった

【3区】

  • 早稲田井川と明治森下は序盤抑えて入り、藤沢~茅ヶ崎間のペースで両者トップとなり、ラストスパートも良いという素晴らしい走り

  • 区間賞は序盤~中盤に好走した中央中野

【4区】

  • 東国ヴィンセントの快走で区間賞は昨年より1分早くなった。

  • ヴィンセントが独走ではなく区間2位の青学太田と3位の駒澤鈴木は大きく離されることなくくらいつけている

【5区】

  • 区間上位と区間下位の差が大きく、差がつきやすくなった

  • 中盤の小涌園前までのペースは城西山本が圧倒的

  • 終盤の小涌園前~芦ノ湖までは順天堂四釜がトップ


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以上が本記事の内容になります。

引き続きnoteでは、ひと目でわかるようデータを見える化して駅伝の振り返りを行っていきます。
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本記事を読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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