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○○男


[紅生姜男]

 牛丼を食べた後にセルフサービスの紅生姜で締めがちです。空になった丼に紅生姜だけを盛りつけて、シャキシャキと楽しみます。口の中にパーッと広がる梅酢の爽快な酸味にすっかり病みつきなのです。もはや、潜在意識の中で紅生姜もお目当てに牛丼屋へ寄っています。イッツベニショウガタイム。


[白TとロンT着れない男]

 白Tが合わせやすいのは先刻承知のことです。でも、すぐに汚れが目立ちそうなのでたとえデザインが気に入っても白の時点で諦めます。袖丈が手首まであるロンTも、袖口の伸びが気になって落ち着かないので着れません。すなわち何が言いたいかというと、白のロンTを着るとしたら来世になりそうです。


[ヘッドスパ・耳かき動画男]

 YouTubeでヘッドスパと耳かきの動画を観てしまいがちです。たっぷり泡立ったシャンプーのシャカシャカという音と力強い指圧は気持ち良さそうだし、でけえ耳クソが巧みな手つきで根こそぎごっそり取れて鼓膜が見えた時はブラボー。勿論、関連動画で上がってきます。頭皮と耳が痒くなってきた。


[外国人の名前で遊びたがり男]

 すぐに外国人の名前で遊びたがります。中学生の時は従姉妹の女の子を勝手にジェニファーと呼んだり、野球のテレビゲームでレイモンドやニックといった選手をつくったりしていました。現在は、同じ幼稚園に通っている架空の設定の話を姪にする時の筆者が在籍しているはっぱ組の担任がボブソン先生です。


[冷奴は木綿派男]

 絹ではなく木綿の冷奴を食べて育ちました。ちなみに今まで木綿派に出会ったことはなく、徐々に豆腐的マイノリティを感じるようになり、しばらく木綿の冷奴から離れてみた時期もあったわけですが、離れてみて気づくこともあります。やっぱり、木綿の冷奴のしっとりかつドシッとしている舌触りが好きだー!

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