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子どもの自殺

今朝この記事が目に飛び込んできました。
昨年の子どもの自殺、過去最悪の512人…4割が男子高校生

とても悲しいニュースです。
そして何よりも重く受け止めないといけない問題です。

もし私が死にたいほど深刻に悩んでいたらSOSダイヤルなどには決して電話しないと思います。そこで働いている人には申し訳ないけど、根本の対策にならないと思います。

厚労省のまとめによると、19歳以下の自殺の理由(複数の場合あり)は「学業不振」が104人で最も多く、「進路に関する悩み(入試以外)」が84人、「入試に関する悩み」が40人だった。

読売新聞オンライン

このことから察するに周りの大人が子供の本質を見ずに、対話もせずに進路や勉強について誘導しているケースが多いのではないでしょうか?

大事なお父さんお母さんの期待を裏切るとがっかりされる、、と自分の意思をはっきり示せない子もきっと多いような気がします。

私が聞いているモンテッソーリ教師のあべようこさんのVoicyでこんな詩が紹介されていて印象に残りました。

「預言者」より  子供について
カリール・ジブラン 著 佐久間 彪  訳

あなたの子は、あなたの子ではありません。
自らを保つこと、それが生命の願望。
そこから生まれた息子や娘、それがあなたの子なのです。
あなたを通ってやって来ますが、あなたからではなく、
あなたと一緒にいますが、
それでいてあなたのものではないのです。
子供に愛を注ぐがよい。でも考えは別です。
子供には子供の考えがあるからです。
 
あなたの家に子供の体を住まわせるがよい。
でもその魂は別です。
子供の魂は明日の家に住んでいて、
あなたは夢のなかにでも、そこには立ち入れないのです。
子供のようになろうと努めるがよい。
でも、子供をあなたのようにしようとしてはいけません。
なぜなら、生命は後へは戻らず、
昨日と一緒に留まってもいません。

あなたは弓です。
その弓から、子は生きた矢となって放たれて行きます。
射手は無窮の道程にある的を見ながら、
力強くあなたを引きしぼるのです 。
かれの矢が遠く遠くに飛んで行くために。
あの射手に引きしぼられるとは、
何と有難いことではありませんか。
なぜなら、射手が、飛んで行く矢を愛しているなら、
留まっている弓をも愛しているのですから。

さもない日々の暮らしの中で ・・・ 

子どもは親の所有物ではありません。気をつけないとすぐ忘れてしまいます。
私も今子育て中なので全く人のことは言えず、気をつけて行きたいなと思っています。

競争に勝てなくても、立派じゃなくてもいい。
その子なりの幸せを見つけて最後まで生きていてくれたら。

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