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近所の川にいる野鳥とそれを見て楽しむ子供達

二月も一週間が過ぎました。
私は二月が一年の中で一番か二番目に好きです。
理由は厳しい寒さの中に春を感じる瞬間(主に匂い)があるから。
海の匂い、土の匂いから命の気配を感じます。
そして、これから少しずつ暖かくなるな〜と嬉しくなります。

二月の和風月名は如月。
その由来は下の引用の意味だそうで、まさに!ですね。

もっとも有力な説は、「衣更着(きさらぎ)」が転じた説です。衣更着には、厳しい寒さに備え重ね着をする季節(衣を更に重ねる)という意味があります。
ほかにも、陽気が更に来る月だから「気更来(きさらぎ)」になった説、春に向けて草木が生えはじめるから「生更木(きさらぎ)」になった説があります。

ボクシルマガジン https://boxil.jp/beyond/a5377/

私はなるべく毎日少しだけ走るようにしています。
その時のコースが近所の川なのですが、始めの頃はその川があまり好きではありませんでした。
なぜなら汚いから。
その川をゴミ箱のようにお菓子のパッケージやらお弁当の容器やら捨てていく人がいるようです。

それでもちょくちょく川の横を走ったり歩いたりしていると、野鳥が結構いるのです。
カラス、スズメは見慣れていましたが、コサギ、アオサギ、カモ、たまにカワセミもいるではありませんか!

鳥の図鑑の表紙にもなっている美しい鳥・カワセミ

真っ白なコサギはいつも橋の下にいて、そこが定位置のようで、いつも一羽またはつがいでじっとしています。
アオサギはこんなところにこんな大きい鳥が!と見かけると嬉しくなります。
カモはいつもつがいで、オスが派手なのに比べてメスが地味なのがまた可愛いです。
カワセミは小さいのにその美しさからすぐ見つけられます。気づくと敏感なのかすぐいなくなってしまいます。
いつしか、彼らに会うのもジョギングの楽しみになっていきました。
でも、道ゆく人はあまり彼らの事に興味ない様子でした。

ある日走っていると、近所の保育園児と先生が橋の上から何やらキャーキャー言いながら川の方を見ています。
するとやっぱり!鳥達を見つけて喜んでいるようでした。
「そうだよねー。ここ珍しい鳥がいっぱいいるんだよねー!」と一緒に嬉しさを共有した気持ちになりました。
やはり子供はその時その時を生きているから、身近な生き物にも気づくのでしょうか。
大人は次の予定に急いでいたり、音楽を聴きながらだったりするのでなかなか気づかないのでしょうか。
その子達と一緒にいた先生も、その場で一緒に観察を楽しんでいて、それも含めていい情景でした。
大変だろうけど、子供と同じ目線で楽しめる瞬間がある仕事って素敵だなと思います。

とりあえず、もっと鳥達の居心地の良い川にするべくあのゴミはなんとかならないものか、、。と思ってしまいました。

I want the river to be clean for the wild birds.

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